常陽新聞が廃刊・・・

メディア 日記

茨城県南部で独自の個性を発揮していた、地方紙の『常陽新聞』が準自己破産を申し立て、31日付で廃刊したそうだ。

株式会社常陽新聞新社 準自己破産を申請(帝国データバンク)

長いこと地域紙で働いていた私は、このニュースを聞いて、しばらく前の「新いばらき」倒産劇を思い出した。経営難の中で紙を出し続け、最後は力尽きた経過は、茨城県内の両者に共通する。茨城の場合、県紙である「茨城新聞」ですら、読売系の企業に新聞印刷を委託する現状である。

常陽新聞についてのとかくの噂は、正直なところ私が信州諏訪のローカル紙に勤務していた当時から流れていた(そのローカル紙と常陽新聞は、さまざまな縁がある。ローカル紙の専務を長く務めた人物は、常陽新聞出身でもある)。正直なところ、よくここまで持ちこたえたという気がしてならない。最後まで新聞製作に携わった皆さんの、今後の人生に幸多いことを願わずにはいられない。

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