札所のエピソードを伝える錦絵
昨日の土曜日は、例によってあまり気乗りのしない案件での休日出勤。日曜日にはすがすがしい気分で豆まきをせねばならぬし、気分転換を兼ねて、大宮公園の中にある埼玉県立歴史と民俗の博物館で開かれている展示会「錦絵と摺物で巡る埼玉の札所」を見に出かける。
入館締め切りに近い時間だったせいか、館内に人はまばら。そのせいで、後ろの人を気にせず落ち着いて鑑賞することができた。
展示は坂東と秩父の両観音霊場の札所で伝承されている逸話を描いた錦絵や、巡礼図や景観図などの刷り物が中心。錦絵はユーモラスに描かれているものが多くて面白い。
錦絵については会期中、頻繁に展示替えを行い、県内の坂東と秩父の札所全てを網羅する計画のようである。偶然だろうが、同時開催の絵画展では坂東10番・岩殿観音さまの参道を描いた油絵が展示されていた。
これで、埼玉県内の博物館と図書館が連携して行っている観音霊場展のうち、未訪なのは嵐山(らんざん)町にある埼玉県立嵐山史跡の博物館で開かれている「観音霊場と武士」展だけになった。次の週末に出かけるのだ。
2014年2月2日 6:25 AM
コメントを残す