『東タイ』がWEBで復活
私がかつて勤めていた『東京タイムズ』の題号が、いつの間にかWEBで復活していた…。
現在も紙齢を重ねている長野日報とともに、整理記者として、そして社会人としての自分を鍛えてくれた会社なので、何とも表現し難い懐かしさの混じった思いがこみ上げてくる。
新橋や江東区塩浜で紙の『東タイ』を出していた時代もゴシップ記事を多く扱った新聞だったが、復活したWEB版もゴシップもの中心。ただ、その内容は活字時代とはかなり異なるのも事実。当時の紙面を知る人には、WEB版の内容はどのように映るのだろうか。
紙媒体の末期には、プロ野球パシフィック・リーグの名物審判員だった中村浩道さんが運動部の記者として在籍され、一緒に仕事をしたのも懐かしい思い出だ。その中村さんを含め、『東タイ』廃刊時の経緯を知る人にも鬼籍に入られる方が増えてきており、時代の移ろいを痛感せずにはいられない。
親会社だった徳間書店も、今では当時と全く異なる経営体制になっている。
一つ気になるのは、時節柄もあり知財の問題。『東京タイムズ』の商標権は今でも徳間書店が保有しているはずだし、発行所である東京タイムズ社の法人格も、『東タイ』の最後の経営者だった徳間康快氏の御身内の方により、休眠会社に近い形で存続されていたと記憶している。
WEB版の復活に際し、知財関係のトラブルが起きなければ良いのだが…。
2019年2月18日 12:20 AM
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