「普段着の仏像」がいっぱい

お出かけ 日記

午後から時間ができたので、11月27日のこのブログで取り上げた、足立区立郷土博物館で開かれている「足立の仏像」展を見に出掛けてきた。
博物館がある足立区の大谷田は、埼玉県鴻巣の我が家から公共交通機関で行くには、乗り換えがちょっと面倒臭い。結局車で出かけたが、休日ということもあり1時間20分ほどで着いた。

ホームページを見ると足立区の区制80周年を記念した催しで、区仏教会の協力も得てかなり気合が入っている様子だったが、行ってみると期待を上回る充実した内容だった。会期中に展示の入れ替えがあった由だが、私が訪れた時には館内に30点ほどの仏像・仏画が展示されていた。

展示されている仏像は区内の寺院・仏堂に祀られているものばかり。特に有名なものがあるわけではないが、どれも落ち着いた表情をしていて、拝んでいると心が和んでくる。長年にわたって補修を繰り返してきたことと併せ、地域の信仰の拠り所として大切にされ続けてきたことがうかがえる。
仏像に添えられた解説文も、その来歴や特徴を述べるだけではなく、仏像と地域の信仰や習慣を関連付けた記述が多く、面白い。

もう一つ面白かったのは、地場産業と信仰を結び付ける展示があったことだ。千住の青果市場(現在は移転)にかかわる人で構成されていた成田講の紹介や、セルロイド玩具の職人さんが旦那寺に奉納したセルロイド製の恵比寿像や大黒像、瓦を造る職人さんが奉納し、お四国の写し霊場として祀られた弘法大師像など、大博物館の仏像展では絶対に見られない貴重なものだと思う。

図録も秀逸だ。展示品の紹介だけではなく、区内寺院の縁起や地図も入った、オールカラー222ページの大冊。区内の寺巡りガイドとしても使える出来で、600円はお買い得すぎると思うのは、私だけか。

仏像展は9日まで。都内近郊のお住まいの仏像や巡礼に興味のある人には、一見の価値があると思う。

公式ホームページはこちら。
区制80周年記念特別展「足立の仏像ーほとけがつなぐ足立の歴史ー」(足立区公式HP)


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