ちょっと気になるお堂の行方
先日、埼玉県桶川から菖蒲に抜ける県道を用事で通った。
かつてトナミ運輸の営業所のあった辺りまで来ると、有刺鉄線で囲まれている場所が目立つ。どうやら圏央道の敷地になっているようで、トナミ運輸もそのせいで移転したらしい。
トナミ運輸のすぐ脇にある墓地には朱塗りの小さなお堂があり、ここが午年の春に総開帳される「足立坂東三十三観音」(1番・桶川知足院)の10番札所・東光院ということは知っていた。見た時は墓地やお堂は現状を保っているようだったが、周囲の様子を見る限りそこも圏央道の敷地と化すことは間違いない。
お堂も墓地も移転を余儀なくされるのだろうが、旧浦和市東部にある薬師霊場の寅年総開帳をお参りしたとき、公共事業(区画整理)に伴う移転で地域管理の薬師堂が酷い扱いを受けていたのを見聞しているだけに、お堂の今後が気になる。住職がお見えでなく、地域の方が日常管理しているのも、件の薬師堂と共通している。
足立坂東観音の次の御開帳まであと1年半。それまでにお堂の移転がしっかりと行われると良いのだが…行く末が気になる。
2012年11月29日 11:56 PM
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