短冊の願いが叶うように
月遅れの七夕ということか、改札の近くには地元の小学生が書いた短冊が吊り下げられている。
で、何気なく目に留まった1枚の短冊には、ちょっと深刻なお願いが…。
「三人で暮らせますようにお願いします」
何らかの事情で、家族が離れ離れになっているのか。駅に飾られる短冊にこういうこと書くとは、小さい子ながらに胸を痛めて、苦しんでいるんだろう。よほどのことなんだろうな。
世の中に余裕が全くなくなって、家族のあり方が問われるニュースが続く中、ちょっと考えさせられる内容の短冊だ。
この子の思いを受け止められなくてもいい、せめて話を聞いてくれる大人は身近にいるんだろうか。今の世の中では、それすら期待できない…。
坊やだかお嬢ちゃんだか分からないが、人の道だけは踏み外すなよ。
そして、一つでもいいから、この子に楽しい夏の思い出がありますように。
2010年8月2日 11:25 PM
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