淡々と、淡々と。
東日本大震災から90日間の福島県内の様子を若者2人が記録した写真を展示した、「あの日から福島の90日」写真展を見に行ってきた。
会場に所狭しと張られた200点ほどの写真は、全てが実際に福島で暮らす人たちの視点で、「日常」を撮影したもの。そこに流れているものは報道写真のセンセーショナルさではなく、人々の暮らしの中にある喜びや悲しみを、1枚の写真の中に淡々と切り取っていく姿勢だ。その淡々さゆえに、福島で暮らす人たちの日常の様子が写真を見る側にもストレートに伝わり、共感を呼ぶ。
こういった視点で福島の人たちの暮らしを記録した写真の展示は、おそらくこれまでほとんどなかった筈。できるだけの多くの人が見てくれればと思います。
写真展は5日まで。会場など詳しくは公式HPをどうぞ。
2012年6月2日 11:56 PM
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