心の中にも咲かせないとな。
ある寺院様から、花の苗を頂いた。それも、いつもお世話になっているお寺様ではなく、ドライブの途中で偶然立ち寄ったお寺だ。そこは観光寺院ではなく、普通の檀家寺然とした趣である。
いつものように本堂や諸堂で手を合わせた後、たまたま境内におられたそのお寺の尼僧様から「よかったらお花の苗を持っていってください」と声を掛けられた。お言葉に甘えて、一鉢頂いて帰ることにした。
最初は苗を入れていただいたポットのままベランダに置いていたが、あまりにも無粋だし、何より花がかわいそうだ。仕事帰りに小ぶりの植木鉢やら園芸土やらを買って帰り、植え替えてあげた。それが良かったのか、先日の台風の洗礼も受けたが何とか無事に育ってくれたようで、2輪目の花を咲かせてくれている。
しかし、なぜ私がお花の苗を頂けたのだろうか。私の心の中に咲いている花が、あまりにもみすぼらしいものだったことに、気付かれたのかもしれない。
2012年6月21日 11:50 PM
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