地域の貴重な仏像が集結

日記

栃木県小山市にある市立車屋美術館で、小山市の市制60周年と美術館の開館5周年を記念した企画展「小山の仏教美術~仏像・仏画展」が開かれています。

市の文化財に指定されている仏像や仏画を中心に30点余りを公開しているもので、平安時代末期から鎌倉時代初期に造られた中島薬師堂の阿弥陀如来立像など、貴重なものを選んでの展示になるようです。11日と18日には講演会やギャラリートークも行われるようです。地域の寺院や仏堂に祀られている、あまり知られていないものの歴史的に貴重とされる仏像を拝むいい機会ではないでしょうか。

あと、今回の展示とは関係ないのですが、日光街道沿いにある茨城県古河市から栃木県の小山市や下野市にかけての一帯で、円空仏にまつわる話をほとんど聞かないのは何故なのでしょうか。歴史的に見てこの一帯では円空仏がかなり存在していてもおかしくないはずなのですが…。東京都内の中井出世不動尊のように、長年にわたって見過ごされてきた円空仏が、地域にたくさん眠っているのかもしれません。

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