弘法大師霊場

豊島八十八カ所巡り(3)

お出かけ 寺社巡礼 弘法大師霊場 御朱印 日記 豊島八十八カ所 霊場巡礼

5月16日の土曜日は「天気は下り坂」という予報だったが、日中は何とか雨に降られずに済みそうだ。久しぶりに、豊島八十八カ所のお札所を回る。引き続き、練馬区内のお札所を中心に回るが、今回からはおいずると半袈裟を着用して巡礼する。心なしか気が引き締まるから不思議だ。

 

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札所50番 長命寺

池袋駅からバスで、札所50番の長命寺に向かう。こちらは以前お参りした時にお留守で納経できなかったので、再度のお参り。今回は本堂で法事をされていたが、外でお勤めをして庫裏に伺うと、御住職の奥様が納経の対応をしてくださった。

長命寺は真言宗豊山派のお寺で、本尊は薬師如来。川越街道と環七通りが交わる、非常に交通量の多い交差点に面しているが、境内に一歩入ると不思議に喧騒さを感じない。
(長命寺 板橋区東山町48-4)

 

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札所27番 円明院

長命寺から再びバスに乗り、札所27番の円名院へ。住宅街の中にあるお寺だが、境内は結構広い。

山門の脇に、このお寺が豊島八十八カ所の札所であることを示す石碑が建つ。真言宗智山派のお寺で、本尊は不動明王。境内には広い墓地があり、本四国八十八カ所のお砂踏み霊場も勧請している。お参りしたときはちょうど檀家さんの納骨法要が終わった所だったが、御住職は嫌な顔一つせず、御朱印を認めて、大きなサイズのお姿を付けて納経帳を戻してくださった。豊島八十八カ所は原則的に真言宗系の檀家寺ばかりで成り立っている霊場だが、こうした心配りが目立つのもその性格と、巡礼者の少なさなるが故か。
(円明院 練馬区錦1-19-25)

 

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札所32番 金乗院

札所32番の金乗院は、円明院から歩いて数分の近さ。円明院の札所石碑にも「金乗院まで3丁」とある。メートル法に直すと300メートルほどか。真言宗豊山派のお寺で、本尊は不動明王。

こちらも境内は広く、お庭も整備されていて気持ちがいい。山門を入って左手には、現在は檀信徒会館として使われている、幼稚園の園舎のような建物がある。かつては幼稚園も経営していたのだろうか。

お昼近くで、本堂では法事が行われていて、納経を受け付ける客殿では別の檀家の方の法事後の食事の真っ最中だが、嫌な顔一つせず納経の対応をして下さった。ありがたい限りである。
(金乗院 練馬区錦2-4-28)

 

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札所84番 成田山不動大教会

札所84番の成田山不動大教会は板橋区地籍になるが、東武東上線の下赤塚駅のすぐそばなので今回お参りする。
「教会」と名前がついているが、どう見てもお堂の構えはお寺。成田山関係の講の礼拝所という位置付けのようである。当然ながら真言宗智山派に属し、本尊は不動明王。地元では梶山不動尊の通称で親しまれている。

お堂の横にある庫裏に伺うと、御住職の奥様だろうか、巫女姿(袴は紺色だが)の女性が納経の対応をしてくださる。待っている間、お子さんらしい3歳くらいの坊やの遊び相手をして過ごす。なかなか元気があって、かわいい坊やだ。

納経帳を受け取り、いつも通り小さなポチ袋に入れた納経料を手渡そうとすると、「うちは頂いてませんから」と固辞される。「お寺でなく講の礼拝所なので」という趣旨のようだが、時間を掛けて墨書して頂いたり、お下がりを頂いたりと格別のお接待を受け恐縮なので、庫裏を出てからお堂の前の賽銭箱に納経料の入ったポチ袋を入れ、次の札所に向かった。
(成田山不動大教会 板橋区赤塚1-9-11)

 

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札所42番 阿弥陀堂

成田山不動大教会からひたすら南に下り、札所42番の阿弥陀堂へ。入り組んだ場所にあるかと思ったら、案外簡単に見付かった。

こちらは豊島八十八カ所では珍しい無住札所で、その名の通り阿弥陀如来を祀るお堂。真言宗智山派に属する。以前お参りした「足立坂東三十三観音」によくある墓地の中にあるお堂で、墓地入り口の門扉は開けられるようになっていたので、境内に入ってお参りする。門の右側には、豊島八十八カ所の札所であることを示す石柱が立っていて、その反対側には札所開創の由来を記した石碑が建つ。日露戦争の戦没者を慰霊するためにつくられた霊場という。

なお、阿弥陀堂の納経所は最近になって変更され、下赤塚駅近くの「幸寿司」(連絡先はリンク参照)で扱っている。ネット上を含め、ほとんどの資料で「42番阿弥陀堂の納経所は26番愛染院」と紹介されているが、現在は愛染院では阿弥陀堂の納経は扱っていないので、御注意を。また幸寿司も営業時間がランチとディナーに限られ、納経を扱うのは大将一人だけの様子。事前に電話してから訪ねた方が良さそうである。納経は書き置き対応だが、非常に大きな物。お楽しみに。
(阿弥陀堂 練馬区田柄2-7-10)

 

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札所26番 愛染院

阿弥陀堂からさらに南に下り、都営地下鉄大江戸線の練馬春日町駅近くにある、札所26番の愛染院に向かう。ほとんど当てずっぽうで向かったのだが、どうやら迷わずにたどり着いた。

こちらは真言宗豊山派のお寺で、本尊は愛染明王。この札所の正式な寺名は「練月山愛染院観音寺」だが、観音様が本尊として祀られているわけではないのが面白い。こちらも境内は広く、立派な葬儀場も備えた、なかなか格式の高いお寺であるようだ。お庭の雰囲気は禅寺のような趣である。

無住の札所42番の納経所が変わっていることは、愛染院に伺って初めて知った。資料を頼りに愛染院にお参りした際に42番の納経を済ませようとして来た道を戻る人間、私以外にも結構いるようである。
(愛染院 練馬区春日町4-17-1)

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実はもう一つ回る予定だったが、阿弥陀堂の納経で予想外の問題が起きたことで、今回は愛染院までで打ち納め。次回で練馬区内の札所を打ち終えたいが、うまくいくかな…。

豊島八十八カ所巡り(2)

お出かけ 弘法大師霊場 御朱印 日記 豊島八十八カ所 霊場巡礼

足立坂東観音霊場の御開帳も終わり、のんびりと豊島八十八カ所巡りを再開する。しばらくの間は、練馬区内のお札所を中心に回る。

 

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札所46番 教学院

埼玉県北部の我が家から向かうと一番奥まった場所にある、札所46番の教学院からお参りしていく。

西武池袋線の大泉学園駅からは、歩いて15~20分ほど。結構分かりにくい場所にあるが、実は職場の元上司にこの近くに住んでいて、行き方を事前に聞いていたので助かった。静かな住宅街の一角にある、真言宗智山派のお寺である。札所本尊は十一面観世音菩薩。

豊島八十八カ所の御詠歌が記された扁額が掛かる山門をくぐると、何と本堂は大普請中で骨組みの一部が残るのみ。仕方なく、庫裏の横にある弘法大師像に向かってお参りする。御朱印を頂く時に尋ねると、弘法大師像の後ろにある建物に本尊を祀ってあるとのことで、お参りはこれで良いそうだ。御住職不在のため、御朱印は後ほど半紙に認めたものを郵送いただけるとか。こういう扱いは初めてで、どのようなものが送られてくるか、ちょっと楽しみである。

境内ではボタンの花が見ごろだった。
(教学院 練馬区大泉町6-24-25=2009年4月18日巡礼)

 

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札所17番 長命寺

教学院からしばらく歩いて、東映だかの撮影所跡地にあるショッピングセンターからバスに乗って札所17番の長命寺に向かう。

長命寺は御府内八十八カ所の札所17番や武蔵野三十三観音の札所1番も兼ねる、真言宗豊山派のお寺。本尊は十一面観世音菩薩。境内は結構広く、大師堂や観音堂も立派なものが建っていて、全部お参りして回る。

あちこちで目に付いたのは、来年行われる武蔵野三十三観音総開帳を知らせるポスター。半年ほど行われる大掛かりなものだが、寅年に観音様の御開帳とは珍しい。ポスターから見る限り西武鉄道との結び付きが強い観音霊場のようである。
(長命寺 練馬区高野台3-10-3=2009年4月18日巡礼)

 

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札所81番 観蔵院

長命寺から笹目通りを南に下り、札所81番の観蔵院に向かう。徒歩で15分ほどだが、幹線道路の歩道を歩くのは、この札所巡りには何となくそぐわない。

観蔵院は真言宗智山派のお寺で、本尊は不動明王。境内は決して広くはないが、花木が美しい。
こちらのお札所は「曼荼羅寺」という寺名の通り、曼荼羅の製作やコレクションで知られ、庫裏には「曼荼羅美術館」も併設されている。時間の都合で拝観できなかったが、朱印を頂く時にも玄関越しにコレクションの一部が目に入ってきて、かなり本格的に曼荼羅の展示に取り組まれているようである。文学博士号を持つ御住職は大正大学の学長も務められていて、各種の文化教室にも熱心に取り組んでいるお寺だ。お寺と地域社会の新たな関わり方を示唆しているのかもしれない。

ちなみに、観蔵院の御朱印は御本尊の名前が全て梵字で書かれている。あちこちで結構御朱印を頂いてきたが、初の経験である。
(観蔵院 練馬区南田中4-15-24=2009年4月18日巡礼)
※観蔵院の公式ホームページはこちら

 

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札所70番 禅定院

観蔵院から石神井公園近くの札所70番・禅定院を目指して西へ歩く。練馬区内は東京23区の中でも農業が盛んな土地柄で、ブルーベリーや梨などの果樹畑が多い。道中には、生け垣代わりにお茶の木を植えてある果樹園もあった。お茶の加工はどこでしているんだろうか…。

禅定院は真言宗智山派のお寺で、本尊は阿弥陀如来。こちらは御府内八十八カ所の70番札所でもある。山門は閉まっているが、すぐ横の駐車場に「参道入り口」の看板があり、こちらからお参りする決まりのようである。
境内はボタンが見ごろで、近所に住むお年寄りが一生懸命スケッチをされていた。「ここのお寺は静かなんで、スケッチするのにもってこいなの」という。

こちらのお寺、御家族がピアノ教室をされているようで、境内にも何枚かPRの掲示がある。お寺とピアノ教室の取り合わせが面白い。境内のキリシタン燈籠もお見逃しなく。
(禅定院 練馬区石神井町5-19-10=2009年4月18日巡礼)

 

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札所16番 三宝寺

禅定院から石神井公園の縁を辿るように西へ進み、今回の打ち納めとなる札所16番の三宝寺へ向かう。

三宝寺は真言宗智山派のお寺で、本尊は不動明王。豊島八十八カ所のほか、御府内八十八箇所や武蔵野三十三観音、関東三十六不動など多くの霊場の札所になっている。境内も結構広く、四国八十八箇所のお砂踏みもある。大師堂や観音堂も別に設えてあるが、一番圧巻だったのは墓地の入り口にある「平和大観音」。石像だろうか、高さ10メートルはあろうかという堂々たる十一面観世音菩薩である。私がお参りしたときはちょうど後光が差しているかのようなお日さまの向きで、思わずデジカメのシャッターを切った。

納経所で対応してくださった御住職は話し好きな方のようで、これまで回った霊場のことなどで、しばし世間話。「豊島八十八カ所を回っているとは珍しい」とのこと。こちらでは現在絶版扱いのガイドブックも扱っていて、早速一冊求めた。
(三宝寺 練馬区石神井台1-15-6=2009年4月18日巡礼)

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(本日の歩数=23900)

豊島八十八カ所巡り(1)

お出かけ 寺社巡礼 弘法大師霊場 御朱印 日記 豊島八十八カ所 霊場巡礼

江戸三十三観音巡礼を結願して、もうすぐ1カ月。次に回る都内の霊場をどこにしようか考えていたのだが、旧豊島郡(現在の板橋、練馬、北、新宿区など)のお寺を回る、四国八十八カ所の「うつし霊場」である「豊島八十八カ所」を巡礼してみることにした。

東京23区内で現在巡礼できる弘法大師霊場としては、豊島以外にも都内全域を回る「御府内八十八カ所」と多摩川沿いのお寺を巡る「玉川八十八カ所」があるし、“簡略版遍路”としては「隅田川二十一霊場」も巡礼可能のようだ。以前にも書いたように、私の都内社寺巡礼はメタボ対策のウオーキングを兼ねたもの。できるだけ歩く距離が取れる方が良いし、埼玉県北部に位置する我が家から通う便を考えると、豊島八十八カ所が一番便利が良い。1番札所に電話してみると、応対もしっかりしていて感じが良い。御府内や玉川と違って、指定の朱印帳も特にないそうだ。いつも使っている東京楠堂製の朱印帳2冊を鳩居堂で買い求め、昨日の土曜日から早速回ることにした。

ただ問題なのが、札所の並び順。本家四国八十八カ所や江戸三十三観音では、ほぼ札所番号順に回るようになっているはずだが、豊島八十八カ所は札所の順番が完全にランダム。とてもじゃないが番号順に回るわけにはいかず、札所一覧を表計算ソフトに入れて住所を基準に並べ替えた上で都内の「歩き用地図」に落とし込み、近接する札所をまとめて回る方法を取った。

 

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札所1番 武王山安養院

池袋で東武東上線に乗り換え、上板橋で降りる。家からざっと1時間半で、通勤時間とほぼ同じだ。札所1番の安養院さんは、上板橋駅南口の賑やかな商店街を抜けて、城北学園高校を目印に20分ほどの歩き。閑静な住宅街といった趣で、あちこちに植えられている桜は見ごろを迎えているものも多い。

安養院は真言宗豊山派のお寺で、本尊は阿弥陀如来。山門の前には、豊島八十八カ所の札所1番であることを示す古びた「弘法大師霊場」の石柱が立っている。境内もかなり広く、四国八十八カ所のお砂踏み霊場や西国三十三観音のうつし霊場もある。本堂左手に大師堂があったので、そちらで読経してから、本堂にもお参りする。庫裏を訪ねて御朱印をお願いする。お茶を頂き、応対してくださった御住職の奥様としばらく世間話。こういうお寺さんとの触れ合いが楽しいのは、江戸三十三観音と同じである。

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お寺の前の道に植えられている桜もまさに見ごろ。奥様の話では「桜川」の地名の通り、この辺りは桜の名所という。
(安養院 板橋区東新町2丁目30-23)
※安養院の地図はこちら

 

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札所58番 医王山荘厳寺

安養院から札所50番の長命寺に向かったのだが、お留守のようで納経ができず、来た道を半ば戻る形で札所58番の荘厳寺に向かう。途中の桜並木もきれいに咲いていて、心が和まされる。安養院からまっすぐ歩けば、15~20分ほどか。長命寺には改めてお参りすることにした。

荘厳寺も境内はかなり広い。近所の方だろうか、お参りする人が多い。お庭も手入れが行き届いている。こちらは真言宗豊山派のお寺で、本尊は不動明王。庫裏の玄関横に簡単な納経所が設えてあって、呼び鈴を押すとそちらを開けて納経の対応をして頂いた。御住職が不在とのことで書き置き対応だったが、こちらは大小2種類の用紙を用意してある。紙質もクリーム色のちょっと珍しいもの。

参道入り口の所には法話の掲示板があるが、よくある本山で印刷したものではなく、御住職の直筆と思われる長文が張り出されている。人間が何も持たずに生まれてくることを例えに、昨今の経済状況への対応について述べられている。確かに、今の不況は人間の欲が暴走した結果引き起こしたもの。厳しくも温かく励ます文面に感心する。
(荘厳寺 練馬区氷川台3丁目14-26)
※荘厳寺の地図はこちら

 

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札所10番 大明山光傳寺

札所10番の光傳寺へは、荘厳寺から地下鉄の氷川台駅方向へ歩いて10分ほど。ただ、入り口がバス通りに面しておらず、墓地の塀を目印に路地をぐるっと回り込む形になるので、ちょっと迷うかもしれない。

光傳寺は真言宗豊山派のお寺で、本尊は不動明王。本堂前には練馬区の登録天然記念物になっている、コウヤマキの巨木がそびえ立つ。境内にはこれも区の登録文化財になっている三十三観音菩薩像などが祀られている。

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本堂左側には豊島八十八カ所の札所であることを示す細長い扁額が掲げられているが、その反対側には「豊島廿一カ所第十番」などと書かれた、明治と大正の年号入りの扁額が下がっている。田上善夫氏の論文や手元にある「全国霊場巡拝事典」(大法輪閣)によると豊島八十八カ所は1908(明治41)年に開創された由だが、札所番号も同じだし、何となく気になる。

納経の時に御住職に伺うと、豊島八十八カ所が開創される前、「豊島二十一カ所」という弘法大師霊場があり、件の扁額はその名残だとか。豊島八十八カ所は、その二十一カ所霊場の札所を受け継ぎ、22番以降を加えて開創されたものという。だとすれば札所番号が巡礼路にかかわらずランダムに振られているのも納得できる。
ただ、この2枚の扁額はいずれも豊島八十八カ所の開創以降に奉納されたもの。この巡礼路が四国うつしの八十八カ所として認知されるまで、時間が掛かったということか。

賽銭箱には、来月16日に開かれる寄席の案内が張ってあった。定期的に行われているもののようで、地域と密着したお寺なのだろう。
(光傳寺 東京都練馬区氷川台3丁目24-4)
※光傳寺の地図はこちら

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回り始めがお昼になってしまったこともあり、今回は3カ寺で打ち納め。円覚寺百観音を回る時に騎西の龍興寺の御住職がおっしゃられたように、ガツガツせずのんびり結願を目指そうと思う。

また、お参りを終えて何気なく岡山の山陽新聞のホムペを見ていたら、私が学生時代にお世話になったベテラン記者による本四国巡礼のルポが始まっていた。長いことお目にかかっていないが、感謝と遍路の無事を祈って、トラックバックさせていただく。無事の結願を祈ります>横田様

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