「おひとりさま」は客じゃないんですかそうですか。

日記 街で見かけたもの 食べ物

米を切らしかけていたので、住まいから車で15分ほどのところにある、よく米や野菜を買いに行く農産物直売所に出掛けた。この辺でよくある、玄米を量り売りしてその場で精米してくれるタイプの店だ。


私が主に食べているのは、県内で広く栽培されるようになった「彩のかがやき」。以前にも書いたが値段の割りに味がしっかりしているし、冷めても味が落ちにくいのが特徴。お弁当にしたり、炊いてからタッパーで冷凍保存する私のような人種にはぴったりのお米だ。


で、いつものように「彩のかがやきを2キロ」と頼むと、店番の男性から「玄米?」と声がかかる。いつもは精米の仕方を聞いてくるから、おかしいと思って尋ねたら「精米して販売するのは3キロ以上になった。それ以下は玄米だけ」との返事。玄米では売るわけだから包装資材の事情ではないだろうし、店頭の精米機も以前と同じ機種。効率が悪いから止めたのだろう。そういえば「精米しての販売は3キロ以上に限ります」という掲示の類もなかった。


結局その直売所では米を買わず、そこから車で10分ほどの別の直売所で尋ねたら「2キロでも大丈夫」とのことだったので、結局そこで購入。


あらかじめ精米して袋詰めして売るんなら、一定の量目しか扱わないのは仕方がない。しかし、その直売所は玄米を量り売りしてその場で精米するのが売り物の店。しかも、「味が落ちないように10日ほどで食べ切れる量をお求め下さい」とはっきり店頭に書いてあるのだが。


「必要な分だけを無駄なく買える」のがこうしたスタイルの店の特徴のはずなんだが…。


その帰りに寄った近所の大手スーパーでは、柏餅のばら売りをしていた。明日は端午の節句(こちらは通常勤務なんだが)だしお茶請けにでもと思って、1個だけ買うことにした。お代は108円。
売り子のお姉さんに「柏餅1個」と頼むと、嫌な顔一つせずパックに入れてくれた。


どっちがお客から支持されるかは言うまでもないだろう。

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