坂東三十三観音巡りふたたび(8)

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2日の坂東観音巡りの記録、前回から少し間が空いてしまった。

道の駅に寄り道してから、茨城県笠間市にある23番札所・観世音寺に向かって車を走らせる。栃木から茨城だとずいぶん遠いように思う人も多いだろうが、実際に運転してみると結構近い。

23番札所 観世音寺(佐白観音=茨城県笠間市)

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実は今回訪れた23番の佐白観音は、今回のお参りで非常に気になっていた札所の一つ。
独特の語り口とお人柄で人気だった先代のご住職が昨年の春に亡くなられ、その後どうなったのだろうと気になっていたのだ。息を切らしながら長い階段を上ると、以前と変わらぬたたずまいの本堂が見えてきた。階段の上り口に置いてある竹の杖も、以前と変わらぬ気配りである。

お寺を継がれたのは、先代の娘さんだった。独特だった納経のシステムも従前通り。
ちょっと変わっていたのは、本堂に護摩壇が設えられていたこと。現在のご住職は真言宗で修行された由なので護摩壇が設けられても不思議ではないのだが、何でも近々、定期的に護摩を焚くようになるらしい。

ご住職は納経の時、アジサイの開花が遅れているのを残念がっていた。お参りに来る人への気配りというこの札所の伝統は、脈々と受け継がれているようである。

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