観音霊場

【猿島坂東観音御開帳】公式納経帳があります

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猿島坂東観音霊場の総開帳まで、あと1カ月余り。
前回の開帳はあらかじめ墨書が印刷された公式納経帳があったことを思い出し、お札元の萬蔵院様にお伺いして尋ねると、「今回も用意しています」とのことで、早速求めてきた。

公式納経帳は、1冊2千円。同時に求めた案内書は100円。
札所の詳細な地図は2次元バーコードを読み取る方式。こういう例、今後も増えるのだろう。

なお、公式納経帳は6千冊限定とのこと。前回の開帳では短期間で品切れになった記憶もある。入手は早めの方が良いかもしれない。

今回の総開帳、各札所の対応時間は午前8時半から午後5時までとのことで、納経料は朱印のみ300円、墨書書入れの場合は500円。

【足立新秩父】10番・中原堂が3/20に単独開帳

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さいたま市内に札所がある「足立新秩父霊場」は、通常は午年の春に開帳です。
情報を集めていましたら、10番札所の中原堂様は地元の方の熱意で、独自に毎年の開帳を行っていることが判明しました。

白衣観音中原堂・お開帳

今年の御開帳は、春分の日に当たる3月20日(木曜日)。
お納経(御朱印)も受けて頂けるようです。足立新秩父霊場の情報収集も兼ね、お参りに出かけてこようと思っています。

【安房郡札】10月14~20日に辰歳開帳

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千葉県の安房地域に札所が広がり、辰年の秋に御開帳が行われる「安房郡札観音霊場」(安房国札とは別の霊場なので注意)で、10月14日から20日までの1週間にわたって御開帳が行われることが、安房地域の地元紙『房日新聞』のサイトで報じられた。

安房地域は大変多くの霊場が存在することで有名だが、このところのコロナ禍で安房国札霊場は御開帳が中止に追い込まれており、郡札霊場の動向も気になっていた。12年ごとの御開帳が今回も行われると聞き、胸を撫で下ろしている。

【猿島坂東】2025年3月17日~4月17日に御開帳

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坂東市をはじめとする茨城県南部に札所が広がる「猿島坂東観音霊場」の公式サイトが装いを一新し、来年(2025年)3月17日から4月17日までの1カ月間、巳年恒例の御開帳を行う旨が告知されている。

来年は霊場開創から300年の節目に当たり、御開帳も前回以上に盛大に行うようだ。

このところのコロナ禍で、関東地方の御開帳霊場は安房国札観音のように御開帳を見合わせる例が続いていた。
猿島坂東や別項で述べる安房郡札観音の御開帳は、これまでの流れを変えるきっかけになりそうな気がする。生活圏の霊場ということもあり、私も気合を入れてお参りしたい。

【安房国札観音】開帳は再度延期に

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千葉県南部の館山・南房総両市に札所が広がる「安房(国札)観音霊場」は、通例は丑年に本開帳、午年に半開帳が行われ、丑年に当たる昨年(2021年)は本開帳が行われる予定でしたが、コロナ禍の為に今年に延期されていました。
霊場会の公式サイトによれば、昨今の感染拡大を受け、安房国札観音の本開帳を来年に再度延期するとのことです。

丑歳御開帳「安房国札観音霊場御開帳」開催延期のお知らせ

一方、この春は安房国札と同様の理由で開帳が1年先送りされた神奈川の三浦観音霊場や、さいたま市周辺の足立十二薬師(南・北とも)など各地で観音霊場や薬師霊場の開帳が予定されています。こちらの動向も気掛かりです。

山形の観音霊場で3年連続の御開帳

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山形県の「庄内三十三観音」で今年の10月末まで御開帳が行われているが、同じ県内にある他の2つの観音霊場でも、来年、再来年と続けて御開帳が行われるそうだ。

このうち、来年(2019年)の5月から10月までの予定で御開帳を行うのは、「置賜三十三観音」。もう一つの「最上三十三観音」では、再来年(2020年)の5月から10月の予定で御開帳を行うという。

この3つの観音霊場では既に、合同のWEBサイト「やまがた出羽百観音」が立ち上がっている。コンテンツも充実していて、やる気も受け入れ態勢も十分なようだ。

東北の観音霊場は以前からお参りしたいと思っていたが、この機会にどこか1霊場でも叶うだろうか…。

【御開帳情報】坂東20番・西明寺(9/28まで)

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坂東三十三観音の20番札所である西明寺様の公式サイトによりますと、地元で行われているイベントに合わせ、今月6日から28日まで、ご本尊の十一面観世音菩薩の開帳を行うほか、18日には御住職の著書『般若心経の秘密』出版記念を兼ねた護摩法要を行う由です。

住職の著作「般若心経の秘密」出版(西明寺公式サイト)

西明寺様の周辺では、多彩なイベントが企画されています。
一度時間を作っていってみようと思いますが、例によって時間がとれるかどうか…。

【御開帳情報】伊那・仲仙寺は4月18日~5月6日

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長野県伊那市の西部にあり、「羽広観音」の愛称を持つ天台宗の古刹・仲仙寺で4月18日から5月6日まで、開創1200年を記念して御本尊の十一面観世音菩薩が特別開帳されます。

仲仙寺公式サイト

仲仙寺が開創1200年 4月に本尊秘仏を特別御開帳(長野日報)

地元紙の報道などによると、仲仙寺の定期開帳は60年ごとで本来ならば17年後になりますが、今年は開創1200年の節目の年に当たるため、特別に御開帳を行うことにしたようです。このお寺は信州三十三観音の22番札所や伊那諏訪八十八ケ所の1番札所を務めており、御開帳で地元の霊場に対する関心が高まるといいのですが。

ちなみに伊那諏訪八十八ケ所は御開帳霊場となっており、一部のサイトでは次回の御開帳は23年後の2038年と紹介されています。弘法大師霊場が御開帳霊場となっているのは、50年ごとに開帳される千葉県の安房八十八ケ所などと共に珍しい存在ではないでしょうか。その頃、私は生きているのだろうか…。

お参りしたい病、再び・・・

お出かけ 佐久三十三観音 日記 観音霊場

仕事の関係で、マイカーを使って長野県の南部にお出かけ。時間の関係で職場には戻らずに自宅に直帰することにしていたので、下諏訪から和田峠越えで佐久平に出て、高速道路に上がるルートを取ることにした。
インターに向かって車を走らせていると、車窓越しにお寺の看板が見え、「佐久三十三観音霊場札所」の文字が見える。観音様のものだろうか、境内には赤い幟がいくつもはためいている。

気になって帰宅後に調べてみると、寛政年間に開創された霊場で現在でもお参りが可能となっており、一部の札所を除き納経もできるようだ。

天台宗医王院公式サイト

上記サイトによれば西国の写し霊場の由で、案内書もあるようらしい(現在でも入手可能かどうかは不明)。長野県内では近年になり諏訪平で「諏訪三十三観音」が発足していることもあり、地域の観音信仰が盛んなのかもしれない。諏訪平から伊那谷にかけては、お四国の写し霊場もあったはずである。

武蔵国三十三観音巡り(その18)

お出かけ 寺社巡礼 日記 武蔵国三十三観音 観音霊場 霊場巡礼

武蔵国三十三観音巡りの続きである。

32番札所 岩平 観音寺

31番さんを出て、車を西に進めて32番札所の観音寺さまに向かう。ここからは再び、中川の東側(左岸)の札所となる。

中川に架かる「弥生橋」の東詰を左折し、案内に従って細い道に入ると、すぐに観音寺さまである。現在は地区の集会所となっており、道路に面したわずかばかりの敷地に角塔婆が建てられ、札所本尊の千手観世音菩薩に善の綱が結ばれている。

こちらも建物の周辺にお地蔵様などが建立されており、かつては仏堂が存在していたようだ。境内には石像のお大師様を祀った小さなお堂もあり、送り大師の風習があったことがうかがえる。

納経帳には、「松伏町岩平組 千手観世音菩薩 古利根三十二番」の墨書印が改めて捺された。この霊場、ひょっとすると「古利根三十三観音」という別名があるのかもしれない。

(地元持 松伏町下赤岩299−2)

33番札所 川藤 東泉寺

32番さんを出て中川沿いの街道を南へ下り、新川橋の交差点を東に入って33番札所の東泉寺に向かう。

こちらは曹洞宗のお寺で、境内は禅宗のお寺らしい佇まいだ。札所本尊の正観世音菩薩は、本堂手前にある観音堂で御開帳されている。
納経帳兼案内書では、できるだけ一筆書きで回れるようにとの配慮から、このお寺の先にある3番さんで結願するように記されているが、私はできるだけ順打ちになるよう回ってきたので、札番通りこちらのお寺で結願となる。
結願証などの扱いが分からないのでご住職に尋ねてみると、こちらのお寺で頂けるという。心ばかりの灯明料を包み、こちらで授与していただくことにした。

お納経や結願証の手続きを待っている間、お寺の方に勧められて、観音堂の近くに建つ薬師堂を見せていただいた。お薬師様も立派だが、十二神将が大変美しい状態で祀られており驚く。かなり古びた建物だが、天井絵も美しい状態で残されている。
聞けば、お薬師様も以前は定期的なご開帳があった由だが、ここ数十年はその伝統も絶えてしまい、お薬師様を拝む機会はほとんどないそうだ。お薬師様や十二神将、天井絵のいずれも特に文化財指定は受けていないという。行政の文化財担当者が、その存在に気付いていないようだ。もったいないことである。

(曹洞宗 吉川市川藤220)

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