猿島阪東観音巡り(その8)

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猿島阪東観音霊場(猿島坂東ともいう)の巳歳総開帳巡礼の続き。

17番札所 萬蔵院

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13番さんからカーナビの指示通りに車を東南に走らせると、程なく17番の萬蔵院さまに着く。かなり広めの境内には木がうっそうと生い茂り、独特の雰囲気を醸し出している。札所本尊は十一面観音である。

こちらのお寺は霊場を開いた雄弁上人が52代住職を務められたことから、現在でも猿島霊場のお札元(事務局)としての役割を担っている。お寺の開創は870(貞観12)年と伝えられる古刹で、かつては真言宗の常法檀林所として、お坊さんの大学や宗務所の機能も持つ格式の高いお寺だったようだ。広い境内と独特の雰囲気はこの歴史によって生み出されたものか。先代のご住職は真言宗豊山派の管長猊下を務められている。

現在は社会福祉事業に力を入れる寺院として知られる。その歴史はお寺の公式サイトに詳しく紹介されている。

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本堂には早くも花御堂が設えられていた。花まつりには少し早いが、お釈迦さまに甘茶を掛けてから手を合わせた。
(茨城県坂東市生子1617=真言宗豊山派)

15番札所 大照院

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お札元の17番さんから15番札所の大照院さままで、直線距離はわずかのように見えるのだが、車を走らせてみると結構な距離がある。周辺に比べ小高い場所にお寺があるが、その昔は周囲は沼地で、開帳の折は舟に乗ってお参りに来たそうだ。札所本尊は聖観音である。

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展示物は地元出身の方が奉納した、『観音力讃歌』と題した詩と蛇のオブジェ。
蛇はもちろん、巳年にちなんだものである。
(境町伏木2153=真言宗豊山派)

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