武蔵国三十三観音巡り(その1)

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ここ1カ月ほど公私ともにいろいろな出来事があり、当ブログの更新をしばらくお休みさせていただいていた。おかげさまで少しずつだが落ち着いてきたので、本日からブログの更新を再開させていただくことにする。まずは、4月にお参りしてきた埼玉県と東京都にまたがる武蔵国三十三観音の巡礼記から始める。

1番札所 吉川 延命寺

武蔵国三十三観音の御開帳日程は札所19番・普門寺さまの公式サイトで告知されていたが、納経のシステムなどはお参りに行くまで分からずじまいのままだった。念のため、お参りに使うカバンの中に銀座の鳩居堂で求めた汎用の納経帳を入れ、マイカーで吉川市にある札所1番の延命寺さまに向かう。

この辺りの本寺的な存在なのだろうか、大きな客殿を備えた堂々たる風格の寺院である。札所本尊は正観世音菩薩である(以下、聖観音の表記については納経帳通りとさせていただく)。境内には札所開創の経緯を記した石碑が立つ。

本堂でお勤めを済ませて納経のことを伺うと、各札所の事情もあり、できれば案内書と一体になった納経帳を使ってほしいとの由で、1部求めることにした。札所の縁起や地図と墨書きが見開きで掲載されており、各札所では御宝印を頂いて回る仕組みだ。臨済宗円覚寺派の百観音巡りと同じシステムである。

こちらでは、京都から嫁いできたという方と地元の方と3人で次の札所まで歩く。西の方の霊場の話もなかなか興味深く、一度お参りせねばと思う。

(真言宗智山派 吉川市吉川1541)

2番札所 平沼 智勝院

2番札所の智勝院さままでは歩いてもすぐとの由で、車をそのまま延命寺さまに置かせていただいてお参りする。街道からちょっと入ったところにお寺があり、札所本尊は正観世音菩薩である。

本堂の前には、かつてこの地域に存在したらしい二十一大師の石碑が建つ。よく読むと、送り大師の風習で知られる下総八十八ケ所を写す形で、当地の二十一大師が開創されたことが記されている。札番の数が違うが、二十一大師には八十八カ所巡礼の簡略版的な意味合いもあることを考えると、違和感はない。
納経所にいらした年配の女性は、「二十一大師は送り大師方式で巡礼していたことは覚えているが、詳しい回り方などは分からない」といい、ご住職も「資料が残っていない」と申しておられた。いずれにせよ戦後しばらくの間まで、送り大師の風習が続いていたことは間違いないようである。

千葉県内にある「東葛印旛送り大師」の巡礼の模様を伝える動画が見つかったのでご紹介しておく。

(真言宗智山派 吉川市平沼153)


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