豊島八十八カ所巡り(15)

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24日の土曜日は、江戸観音巡りに併せて豊島八十八カ所にもお参りしてきた。今回は豊島区と新宿区のお札所を1カ所ずつお参りする。

 

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札所78番 東福寺

最近装いを一新したJR大塚駅の改札を出て、「天祖神社」の鳥居がそびえる南口に出る。駅舎を出てすぐ左側のパチンコ屋の所に「大塚三業通」の看板が出ているが、その通りが札所78番・東福寺への道だ。
かつての花街の名残なのか、連れ込み系ホテルが目立つ道を進むと、東福寺への看板が見えてくる。急な石段の上にある山門は閉じられているが、その右側にある車道を通ってお参りできるようになっている。

東福寺は真言宗豊山派のお寺で、本尊は十一面観世音菩薩。こちらの本堂は入り口が自動ドアになっていって、靴を履いたまま本尊を拝めるようになっている。バリアフリーを取り入れた様式で神社ではたまに見かける構造だが、街中のお寺でもこういう様式を目の当たりにするのは初めてだ。もちろん、中に入って御本尊を見ながらお勤めさせていただいた。

このお寺は当初は小石川方面にあったものが、元禄年間に今の場所に移ってきたとされる。山門に向かう石段の脇にある「疫牛供養塔」は明治43年の建立で、豊島霊場とほぼ同じ歴史を刻んでいる。現在では想像もつかないが、当時はこの周辺には酪農家が多く、病気で死んだ乳牛を供養するために建てられたという。その塔に刻まれる「牛乳搾取業」の文字も歴史を感じさせる。
(東福寺 東京都豊島区南大塚1-26-10=2009年10月24日巡礼)

 

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札所24番 自性院

江戸観音12番の傳通院と同16番の安養寺(神楽坂聖天)にお参りしてから、豊島八十八カ所の札所24番、自性院に向かう。

都営地下鉄大江戸線の落合南長崎駅から新青梅街道を哲学堂方面に向かうと、左側に自性院の通称である「猫地蔵堂入口」の看板や招き猫の石像が見えてくる。真言宗豊山派のお寺で、本尊は来迎阿弥陀如来。

自性院には2体の猫地蔵が祀られている。一つは、1477(文明9)年ごろの「江古田ヶ原の戦い」で、この近くにあった豊島城を攻め込んでいた太田道灌が道に迷い、自性院まで猫に導かれここで一夜を明かし、戦に勝利したことから、その猫の死後に奉納したもの。いわゆる「道灌招ぎ猫」伝説で、今は“婚活のお宮”として有名になった浅草の今戸神社や世田谷の豪徳寺とともに招き猫発祥の地とされる所以である。

もう一つの猫地蔵は、江戸時代中ごろの名和年間、ある貞女の死を悼んだ人が1体の猫の顔をしたお地蔵様をこの自性院に奉納したことに由来する。

猫地蔵尊は2体とも秘仏で、毎年の節分会の折に御開帳となる。最近は猫好きの人の参拝が多いようだ。
(自性院 東京都新宿区西落合1-11-23=2009年10月24日巡礼)


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