【納経帳】職人さんが減っている?
先日のこと、用事で新橋方面に出かけた帰り、銀座の鳩居堂本店に立ち寄った。
この春に各地で行われる観音様の御開帳に向け、納経帳を何冊かストックしておこうと思っていたのだ。
2階の売り場に行くと、納経帳の品ぞろえがかなり減っているのに気づく。私が観音霊場の巡礼用に使っていた、少し大きめのサイズで17折タイプのものも、店頭に出ているのはごくわずか。店員さんに聞くと、「納経帳を作る職人さんが減って、品物を確保するのがだんだん難しくなってきている」と話してくれた。
首都圏のいわゆる御開帳霊場では、札所で帳面に直接墨書きするのではなく、あらかじめ用意した「書き置き」を渡されることが多い。書き置きを貼る時のことを考えると、帳面はある程度大きいほうが都合がよいのだ。
東京都内で納経帳をきちんと取り扱っているのは、鳩居堂以外では浅草の念珠堂くらいか。しばらくはお気に入りの納経帳を求めて放浪することになるのだろうか…。
2014年2月20日 1:59 AM
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