豊島八十八カ所巡り(11)

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5日の土曜日も、午後から豊島八十八カ所のお参りに出掛ける。今回も、都電荒川線沿線のお札所を巡る。

 

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札所83番 密厳院

まずは前回お参りできなかった札所20番・地蔵寺から回るが、3カ寺続けてお留守などでお参りが叶わなかった。「まあこういうこともある」と気を取り直し、都電を荒川2丁目の電停で降り、札所83番の密厳院へ向かう。公共交通機関利用なら、京成電車の新三河島駅を使った方が少し早いかもしれない。

密厳院は真言宗豊山派のお寺で、本尊は如意輪観世音菩薩。「三河島大師」の通称があり、江戸時代には開運や厄除けを願う人で賑わったと伝えられている。
荒川区内の社寺を紹介したサイトなどで「いつも山門が閉まっている」と書かれているが、今回もやっぱり門は閉まっている。その脇には「開運厄除 弘法大師」と刻まれた石柱がコンクリートに埋もれるように建ち、このお寺が弘法大師霊場であることを示している。

無理に中に入って妙な騒ぎになってもいけないので門の外でお勤めするが、困るのがお納経。どこかのお寺と兼務としてもご住職はいらっしゃる筈だが、どこに行けば良いのか分からない。幸いにもすぐ近くの札所6番・観音寺が同じ宗派なので、何か知っているのではとお参りかたがたお伺いする。

観音寺でお話を伺ってから、もう一度お参りしようと密厳院の前まで来ると、今度は門が開いている。境内の一部が月極め駐車場として使われていて、車の出入りがあるときは門が開くようだ。中に入って慌しくお参りさせていただく。本堂は鉄筋コンクリートの瀟洒な建物。正面には何枚か、お賽銭と思しき硬貨が置いてある。わずかだがお参りに来る人はいるようだ。

現在は足立の方にあるお寺のご住職が密厳院も兼務されていて、境内には身内の方がお住まいになっているという。但し、その方は寺務にはあまりタッチされていないようで、お納経は6番・観音寺で代印して頂ける。また、新田明江氏の手による豊島霊場のガイド本に記されている電話番号も、現在はこのお寺と直接的な関係はないようだ。門が閉まっている時は、無理をせずに門前でお勤めしよう。
(密厳院 東京都荒川区荒川4-16-3=2009年9月5日巡礼)

 

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札所6番 観音寺

札所6番の観音寺は車の往来が激しい明治通り沿いにあり、札所83番の密厳院は目と鼻の先。京成電車の新三河島駅からは歩いて7~8分である。

観音寺は真言宗豊山派のお寺で、本尊は十一面観世音菩薩。荒川辺八十八カ所の札所6番でもある。

境内に入るとすぐ、大きな伽藍が目に飛び込んでくる。豊島のお札所ではよくみられる、1階が客殿、2階が本堂というタイプだ。幼稚園も併設されていて、平日の日中は子どもたちの元気な声で賑やかなことだろう。私がお参りした土曜日は幼稚園は休みだったが、代わりにお寺で飼っているワンちゃんたちが元気よく出迎えてくれた(笑)。

住宅や工場が密集している今では考えられないことだが、江戸時代はこの一帯に鶴が飛来し、農閑期には餌付けも行われていたという。「鶴お成り」と呼ばれた将軍家の鶴狩りも頻繁に行われ、観音寺などが御膳所(食事を取る場所)に指定されていたという記録が残る。その際には「三河島菜」と呼ばれる白菜の親類のような伝統野菜が献上されていたが、鶴の飛来ともども今では見られなくなり、文献に残るのみである。

お参りの時は、83番密厳院のお納経も忘れずに頂いておこう。
(観音寺 東京都荒川区荒川4-5-1=2009年9月5日巡礼)
※参考 観音寺が経営する幼稚園のHPはこちら


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