霊場巡礼

「御開帳カレンダー」を公開しました

お知らせ 寺社巡礼 御開帳情報 日記 霊場巡礼

今日18日から、茨城県古河市周辺の「葛飾坂東観音」と、さいたま市見沼区周辺の「足立新秩父観音」で、恒例の午歳総開帳が始まりました。
それに合わせてというわけではありませんが、当サイトでは新たなコンテンツとして「御開帳カレンダー」の公開を始めることにしました。

御開帳カレンダーはこちらからどうぞ。

これまでも、首都圏を中心に御開帳の情報をブログでご紹介させていただいておりましたが、ブログの場合は時間の経過とともに情報が散乱してしてしまう傾向がありました。カレンダーを使って一カ所にまとめることで、多少なりとも情報の整理を図ることができるのではないかと思っております。

情報のご提供や不備な点の指摘などございましたら、当サイトの「お問い合わせ」メニューから気軽にご連絡をいただければ幸いです。
当サイトでは今後コンテンツの充実に努めてまいりますので、引き続きご指導・ご愛読のほどよろしくお願い申し上げます。

「新聞屋の道具箱」管理人

【葛飾坂東観音】総開帳の準備着々

御開帳情報 日記 葛飾坂東三十三観音 観音霊場 霊場巡礼

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今週の木曜日に当たる18日から、茨城県古河市周辺をエリアとする「葛飾坂東観音霊場」の午歳総開帳が始まる。納経帳や案内書などを事前に分けていただけるようなので、霊場会公式サイトで指定されていた「事前連絡担当寺院」の一つを訪ねることにした。

車が古河市内に入ると、街道のあちこちに「観音御開帳」と染め抜かれた赤い幟がはためいているのに気が付いた。札所の近くでは案内看板も整備され、御開帳に向けた準備が地域で着々と進んでいることが分かる。

訪問先のお寺に着くと、境内には提灯や巡礼者歓迎のアーチが設えられている。観音堂や本堂は五色幕などで荘厳されていて、あとは角塔婆を建てて善の綱を結ぶだけの様子。和尚様は地域の方々と準備作業を行っていたが、私が来意を伝えるとすぐに案内書と納経帳、それにパンフレットを出してくださった。納経帳とパンフレットはともに1000円で、パンフレットは無料という。

納経帳は紐綴じタイプのもので、あらかじめ墨書部分が印刷されており、各札所では御宝印を受けるだけのタイプ。首都圏の御開帳でよく見られる、銚子の満願寺様が出されている帳面のカスタマイズ版のようだ。
案内書は地元でフリーペーパーを長年出している印刷会社が手掛けたもので、札所の縁起や霊場の歴史、33種類の観音様の特徴などを分かりやすく解説している、内容の濃い本である。

今回の御開帳は、各札所での対応時間が午前8時から午後5時までと比較的長く、エリアがコンパクトなのもあって、マイカー巡礼なら3日で結願できそうだ(昨年御開帳があった猿島阪東観音のように、掛所と呼ばれる非公式番外がなければの話だが)。
しっかりお勤めをしながら回ろうと思っている。

【御開帳情報】足立新秩父霊場は3月18~24日

御開帳情報 観音霊場 足立新秩父 霊場巡礼

2010年に行われた浦和周辺の寅薬師御開帳の際、貴重な情報を寄せてくださった「山田の目」ブログの管理人様から、当ブログのコメント欄にさいたま市見沼区周辺をエリアとする足立新秩父霊場の御開帳に関する情報をいただきました。

「山田の目」ブログによると、御開帳は今月(3月)18~24日の1週間の由。
こちらのブログには各札所の地番もしっかり記入してあって、実際にお参りするときに参考になりそうです。

「山田の目」ブログ管理人様、いつも貴重なご教示ありがとうございます。

ありがたい悩み

日記 豊島八十八カ所

今年に入ってから、なぜか拙著『お大師さまと共にあゆむ 豊島八十八ケ所巡礼』がアマゾンでよく売れる状態が続いている。
豊島霊場に興味を持つ人が増えること自体は喜ばしくありがたい限りなのだが、お納経の際にちょっと特殊な手順を踏まねばならぬ札所があることを知る身にとって、皆さんがスムーズに回ることができているだろうかと、ちょっと心配にもなる。本が売れ出したのは、何かのメディアに豊島八十八ケ所が紹介されたせいなのかという点も気になる。

何より申し訳ないのは、アマゾンで「品切れ」表示になることが繰り返し発生していること。アマゾンの発注部門が休みになる週末に本が売れる場合が多く、結果的にお客様にご迷惑をおかけする形になってしまっている。解決策はアマゾンに在庫を積み増してもらうことだが、現在の契約形態では厳しいのが現実。
お参りされる方に迷惑がかからないようにしなければならないのだが…。

【御開帳情報】三河新四国霊場は6月10日まで

三河新四国 弘法大師霊場 御開帳情報 日記 霊場巡礼

当サイトをご覧いただいている日本山岳修験学会の会員さんから、「愛知県東部の三河新四国霊場で、3月1日から6月10日まで霊場再興50周年記念の総開帳が行われています」との情報提供を頂きました。

当管理人が1番札所の総持寺様に確認したところ、ご教示いただいた情報の通りで、各札所でお大師さまの像に善の綱を結び御開帳を行っているとのことでした。今年いっぱいは、お納経の際に特別な御宝印も頂けるそうです。いろいろと行事もあるようで、お参りの人で各札所ともにぎわうのではないでしょうか。
なお、お納経は札所で頒布している専用の帳面を使ってほしいとの由でした。

弘法大師霊場の御開帳は、首都圏では千葉県南部の「安房八十八ケ所」で50年ごとの総開帳(次回は2034年の由)が行われている例を知るのみで、ちょっと新鮮な感じもします。愛知県やその周辺は弘法大師信仰が非常に強いと聞いていますが、お土地柄もあるのでしょうか。

何はともあれ、情報をご教示ただいた方にこの場を借りて厚くお礼申し上げます。

お参りの準備ですよ・・・

日記 観音霊場

再来週から、首都圏各地で観音霊場の御開帳が始まる。このところ仕事がバタバタしていてブログの更新も滞りがちだが、週末の時間を使って少しずつお参りの準備を始めた。

一番迷うのが、「どこの霊場にお参りに行こうか」というところ。できれば全部を回りたいのだが、御開帳の日程が重なっているのでそれはたぶん不可能。とりあえず、葛飾坂東観音霊場と、円空仏を祀る札所があると聞いている埼玉県内の2霊場を中心に回ろうと考えているが、日程の関係で結構悩ましい部分があったりする…。

納経帳やら、お納経用の百円玉の準備やら物理的な支度を進めながら、カレンダーとにらめっこの日々が続きそうである。

観音信仰展やっと全部訪問・・・

坂東三十三観音 日記 観音霊場 霊場巡礼

先日の雪があちこちに残っているが、祝日に当たる11日は良いお天気の一日。予定通り、嵐山(らんざん)町にある埼玉県立嵐山史跡の博物館で開かれている企画展「観音霊場と武士」を見るべく、マイカーを嵐山町へ走らせる。

企画展の期間中だが、入場料金は通常の大人100円で良いという。ちなみに、JAFの会員証を見せれば団体料金の60円で入場できる。

どちらかというとコンパクトな建物なのだが、展示スペースのほとんどが企画展関連に充てられていて、気合が入っていることがうかがえる。展示内容は観音信仰と霊場の歴史に内容を絞ってあって、各会場の中で一番分かりやすいのではないだろうか。県内の坂東札所と武士との関わりも平易にまとめてあった。秩父霊場の札所の変遷についてもきちんと解説されており、配布されている印刷物は貴重な資料といえる。

残る会期はわずかだが、14日には隣接する女性教育会館で、「観音霊場と武士たち~武蔵・相模の武士を中心に」と題した東海大学の落合義明教授による講演会も行われる。好評のようで、館内には定員を当初の100人から500人に増やした旨の掲示がしてあった。出来れば行きたいのだが、金曜日は仕事のやりくりがつかない。残念なことである。

閻魔様のお裁き・・・

寺社巡礼 御開帳情報 日記

例によってあちこちのサイトを眺めていると、今月の16日に栃木県足利市にあるお薬師様を祀る仏堂で、閻魔様のお裁きを描いた掛け軸が開帳されているのを知った。

地獄の裁き、生々しく 足利・薬師堂 掛け軸開帳(47NEWS)

御開帳は年2回行われるようで、次回は8月16日に行われるようだ。次回は仕事を休めるだろうか。ちなみにこの日には、川越市内の伊佐沼近くにある閻魔堂でも御開帳の行事がある筈である。

足立坂東観音霊場(札元・蕨定正寺)の札所一覧

日記 観音霊場 足立坂東三十三観音 霊場巡礼

仕事部屋の片づけをしていたら、4月に御開帳が行われる足立坂東三十三観音(お札元が蕨の定正寺さまの方)の札所一覧表が出てきた。この前の半開帳の折にお参りした際、どこかの札所で頂いたもののはずだ。
もうすぐ午歳本開帳だし、いい機会なのでPDF化しておくことにした。

足立坂東観世音霊場札所一覧(PDF)
※この一覧表の利用は、あくまでも自己責任でお願いします。また、元の用紙はA3判なので印刷時にはご注意ください。

足立坂東の札所は分かりにくい位置にあることが多く、こういう資料は歩き巡礼の方に役立つのではないだろうか。また、近郊にお住まいの方なら、結構回り甲斐のある巡礼路であることにも気付かれるかもしれない。マイカー巡礼でも、しっかりお勤めをしながら回ると3日弱かかる筈である。

【安房国札観音】公式サイトが開設されています

安房国札三十四観音 日記 観音霊場 霊場巡礼

3月10日から午歳半開帳(本開帳は丑歳)が始まる千葉県安房地域の「安房国札三十四観音霊場」で、公式サイトが開設されています。

安房国札観音巡り(安房国札観音霊場会)

公式サイトは今風のデザインですが、お参りに必要な情報がきちんとまとめられ、使いやすくできています。

それにしても、千葉県の安房地域に根付く巡礼文化にはただただ驚くばかりです。
丑歳と午歳には国札観音の御開帳(丑歳には鴨川周辺で別の御開帳もあります)、辰歳には郡札観音の御開帳、寅歳には四十八薬師の御開帳(このほかに南房総市で小規模な十二薬師の開帳もあります)、酉歳には百八地蔵の御開帳と、数年に一度は地域を挙げての大開帳が行われている形です。地域が物心両面で豊かなことに加え、伝統を守る熱意がないと続けられることではありません。

ぜひお参りしたいのですが、日程的に茨城県古河周辺の「葛飾坂東観音」と重複しているのが悩みだったりします。

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