霊場巡礼

【忍領三十三観音】5番・観音院の痕跡?

日記 街で見かけたもの 観音霊場

野暮用で朝早く車を走らせていた折、狭い上に見通しの悪く、交通量も多い交差点を避けようと脇道に入ると、クランクの突き当りのような場所に小さなお堂があるのを見つけた。傍らには高さ2メートルほどの石像の観音さまや、数基の板碑らしきものがある。

この道は夜通ることが多く、お堂の存在に気付かなかった。で、件のお堂の前を通り過ぎてしばらくしてから、「このお堂、廃寺とされている忍領三十三観音5番の観音院跡では?」と気づいた。

以前にも書いたが、忍領5番の観音院は廃寺とされ、現在では鴻巣市(かつての川里町)の赤城地籍にある、工業団地近くの墓地内にある小堂を観音院と見なしている資料が多い。ただ、この小堂には「臨済宗円覚寺派 慶龍寺」の表示があり、こちらを兼務している騎西の龍興寺様の話では、慶龍寺は龍興寺の隠居寺として造られたもので、件のお堂も観音堂ではなく阿弥陀堂とのことである。
また、観音院の御詠歌には「廣田に浮かぶ月影は」という文言があり、観音院が広田地籍にあることを示唆している。

この観音院、これも以前書いた通り、『新編武蔵風土記稿』にも『川里町史』にもほとんど記述がない。明治維新の廃仏毀釈の折、川里地域では観音院と修験寺院の2カ寺が廃寺になったという記録はあるが、所在地などは分からない。また旧川里町では、近隣市町村で行われた地域内の仏像・神像の調査が行われておらず、この線から探ることも難しい。
また、市町村合併のあおりで川里町の公民館や資料館は閉鎖されてしまい、地域に詳しい職員も異動してしまった由だ。

昼間にお参りして近所の方に話を伺えば、何か手がかりが掴めるかもしれない。改めて訪れようと思う。

被害が心配・・・

日記 観音霊場

台風18号の影響なのか、隣町の熊谷と行田で突風があり、けが人や建物損壊などの被害が出ているらしい。

熊谷 突風で建物被害 6人けが(NHK)

NHKのニュースを見ていると、小さな仏堂と思しき建物が壊れている様子が映し出されていた。被害のあった地域は、秩父写しの「忍領新秩父霊場」の札所がいくつかある。札所に被害が出ていないだろうかと、ちょっと心配ではある。

【豊島霊場案内書】アマゾンで再び品切れです

お知らせ 日記 豊島八十八カ所

いつも「新聞屋の道具箱」をご覧いただき、ありがとうございます。

さて、拙著『お大師様と共にあゆむ 豊島八十八ケ所巡礼』が、アマゾンで再び「品切れ」と表示されております。
すでに在庫補充分の出荷は済ませておりますが、宅配便の日数やアマゾン物流センター内の処理を考えると、「在庫あり」表示に切り替わるのは早くて今週末くらいと思われます。

毎度のお願いで恐縮ではございますが、御急ぎの方は
中山書房仏書林様(東京都文京区湯島)での店売り
・拙著取り扱いの豊島八十八ケ所札所寺院様
・当管理人からの直接購入
のいずれかでお求めいただきますようお願い申し上げます。

当管理人から直接購入される場合は、当サイトの「お問い合わせ」コーナーからお願い致します。また、札所寺院様でお求めの場合は、取り扱いの有無と訪問日時を、お寺様にあらかじめご確認の上でお願い申し上げます(本書を扱っていない札所寺院様もございます)。

【御開帳情報】飯能・福徳寺阿弥陀堂は11月14日

寺社巡礼 御開帳情報 日記 武蔵野三十三観音

武蔵野三十三観音の札所30番を務める、飯能市の福徳寺さま(臨済宗建長寺派)境内にある阿弥陀堂で、11月14日に定例の御開帳が行われるそうです。

こちらの阿弥陀堂に祀られているのは、一光三尊のいわゆる「善光寺如来」で、県の重要文化財にも指定されています。ただ、善光寺如来を祀る寺社でつくる「全国善光寺会」には加盟していないようです。観音霊場の御詠歌にも「阿弥陀尊」が詠まれています。

今年は県内で開かれている全国育樹祭に併せ、地域で催しもあるそうです。
「重要文化財福徳寺阿弥陀堂御開帳と西川林業地美林見学会」が開催されます。(埼玉県公式サイト)

ちょっと気になります。

【豊島霊場案内書】アマゾンで在庫切れです

お知らせ 日記 豊島八十八カ所

拙著『お大師様と共にあゆむ 豊島八十八ケ所巡礼』が、アマゾンドットコムで再び「品切れ」状態になっています。速やかに補充させていただきますが、アマゾンの物流システム上、WEB上で在庫が復活するのは来週半ば以降になる見込みです。

誠に申し訳ございませんが、お急ぎの方は
当サイト「お問い合わせ」画面からのお申込み
中山書房仏書林さま(東京都文京区湯島)での店売り
・一部札所寺院様での取り扱い
のいずれかでご用命をいただきますようお願い申し上げます。

拙著のアマゾン扱い分について、品切れがたびたび発生し皆さまにご迷惑をおかけしていること、深くお詫び申し上げます。

「新聞屋の道具箱」管理人 敬白

【御開帳情報】武蔵国三十三観音は来年4月10~20日

御開帳情報 日記 観音霊場 霊場巡礼

以前ご紹介した埼玉県東南部(一部は東京都)に札所が点在する、「武蔵国三十三観音」の午年総開帳ですが、札所19番を務められている普門寺さま(真言宗豊山派、八潮市)の公式サイトや副住職さまのブログによると、来年4月10日から20日までの日程で行うことが決まったそうです。

普門寺さま公式サイトによる告知はこちら
副住職さまのブログによる告知はこちら

開帳時間は8時から17時までとのことです。

こちらの霊場には円空仏を本尊としている札所もあり、以前から御開帳を楽しみにしていました。ぜひお参りしようと思っています。ただこの時期は、浦和在の新秩父霊場をはじめとする近隣の観音霊場でも午年総開帳が行われるはずで、日程の重複がちょっと気がかりだったりします。

【古河市三和資料館】11月2日から観音信仰展

日記 観音霊場

茨城県古河市の市立三和資料館で、11月2日から企画展「観音信仰展」が行われるそうです。

平成25年度 展覧会内容(古河市公式サイト)

古河市周辺は、今年春に総開帳が行われた猿島阪東観音霊場のほか、来年春には葛飾坂東観音霊場の総開帳も行われるなど、観音信仰が大変篤い地域。企画展では、2霊場の開帳を記念し、観音信仰にまつわる石造物や資料に触れながら、地域の観音信仰を紹介するそうです。

企画展は11月2日から12月26日までの約2カ月間。我が家からもそう遠くない場所なので、一度訪れようと思っています。

【御開帳情報】来年は旧鎌倉郡霊場の一部でも

寺社巡礼 御開帳情報 日記 観音霊場

現在の「鎌倉三十三観音」の基になったとされる、旧「鎌倉郡三十三観音」の札所寺院様の一部で、午年に当たる来年、御開帳が行われるようです。

広報よこはま・栄区版 平成21年1月号 道案内・健康レシピ(横浜市栄区公式サイト)

現在では札所も大きく変わっていますが、総開帳が行われているかどうかは不明です。お納経も難しい札所が多いのではないでしょうか。

現在の札所一覧はこちらから。

【御開帳情報】宮崎県宇納間地蔵尊は来年2月に

御開帳情報 日記

例によってネットを徘徊していると、宮崎県美郷町にある「宇納間(うなま)地蔵尊」で、来年2月22~24日の3日間、60年に1度の御開帳が行われるという情報を見つけた。

宇納間地蔵大祭(美郷町公式サイト)

こちらのお地蔵様は火伏に御利益があるとして知られており、大祭は年に数回開かれているようだが、御開帳は60年に1度と定められている由。お地蔵様の御開帳が午年に行われるのは、ちょっと珍しいかもしれない。

秋に巡る七福神

七福神 寺社巡礼 日記

ここ首都圏では、七福神はお正月にお参りするのが一般的。御開帳を松の内に限っている七福神も多いが、中には秋に御開帳するケースもある。今回ご紹介する、栃木県の「おおたわら七福神」もその一つである。

おおたわら七福神公式サイトはこちら

大田原市にある6寺1社で構成するこの七福神は、毎年1、5、9月のそれぞれ1~7日に開帳するのが習わしという。期間中は御朱印のほか土人形のお姿も頂けるようである。

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