日記

江戸観音巡りを再発願(3)

お出かけ 寺社巡礼 御朱印 日記 江戸三十三観音 観音霊場 霊場巡礼

8月15日は、坂東札所のお参りに併せ、京浜急行沿線にある江戸三十三観音のお札所を回ってきた。

30番一心寺→31番品川寺→番外・海雲寺の順にお参りする。
一心寺の御朱印の墨書きが前回のお参り時と違っているのに気づくが、ここは2パターンの御朱印があるようだ。納経の有無で分けているのだろうか…。

(2009年8月15日巡礼)

坂東三十三観音巡り(3)

お出かけ 坂東三十三観音 寺社巡礼 御朱印 日記 観音霊場 霊場巡礼

先の週末、15日と16日は坂東三十三観音と江戸三十三観音のお札所を回ってきた。

 

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札所13番 浅草寺(浅草観音)

今回のお参りは坂東の札所13番・浅草寺から。雷門に着いたのは10時過ぎだったが、既に結構な人出。

浅草寺は聖観音宗の本山に当たるお寺で、本尊は秘仏の聖観世音菩薩。でも、浅草寺の宗派とか本尊って、「知る人ぞ知る」の典型のように思うのは、私だけか。

今回も例によってお内陣に上げていただいてのお参り。この日は旧盆の法要があるせいか、いつもより内陣でのお参りが多いような気がする。お納経も江戸観音の時と同じく、影向(ようこう)堂で。こちらでもお坊さんがお経を上げていた。浅草寺には何度もお参りしているが、影向堂での法要は初めて見た。
(2009年8月15日巡礼=東京都台東区浅草2-3-1)
※浅草寺の公式ホムペはこちら

 

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札所14番 弘明寺

浅草から都営浅草線と京浜急行を乗り継いで、札所14番の弘明寺へ。経路上にある「江戸三十三観音」の3つのお札所にも、途中下車してお参りする。

弘明寺は高野山真言宗のお寺で、本尊は十一面観世音菩薩。
駅を出ると程なくお堂の屋根が見えるのだが、すり鉢の底のような場所に山門があり、結構歩かされる。知名度の高いお寺だし大伽藍を想像していたのだが、境内の広さもお堂の大きさも21番日輪寺くらいか。

こちらはお内陣でお参りするのは拝観料300円が必要とのことで、納経料とは別にお納めして中でお勤めさせていただく。本尊の十一面観音は行基作といわれ、鉈の彫り目が残る木像。国の重要文化財に指定されている。ちょっと優しそうな表情が印象的だ。

本堂には来春に行われる、近隣の薬師霊場のご開帳を知らせるポスターが張ってあった。来年は寅年で、私の住まいの近所の薬師霊場でも御開帳があるはずだ。

駅に戻る途中、見知らぬ年配の女性から「巡礼ご苦労さまです」と声を掛けられる。おいずる姿で回っているせいだろうが、何となく嬉しくなる。
(2009年8月15日巡礼=神奈川県横浜市南区弘明寺町267)

 

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札所1番 杉本寺(杉本観音)

まだ時間があったので、金沢八景でバスに乗り換え、札所1番の杉本寺にもお参りする。

杉本寺は天台宗のお寺で、本尊は十一面観世音菩薩。拝観料200円を払って境内に入る。日が傾きかけた時間だったが、そこは観光地・鎌倉のこと、結構な人出。長い石段で知られるお寺だが、本堂付近は回り道をするように指定されている。

源頼朝との関係ゆえか、禅宗のような簡素な造りの茅葺きの本堂には、行基、慈覚、京心の3師がそれぞれ作ったとされる、本尊の十一面観音が祀られている。拝観料にはお内陣の分も含まれているようなので、納経所の方に一言断ってから、入堂してお勤めさせていただく。せっかく拝観料を払っているのに、本堂の前で手を合わせて帰る人が目立つ。何か勿体ないような気がするのは、私だけか。

ちなみに、こちらのお姿は3体1組での授与。従ってお姿代は300円。私のように納経料やお姿代をあらかじめポチ袋に入れてお参りする人は、十分御注意を。
(2009年8月15日巡礼=神奈川県鎌倉市二階堂903)

 

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札所15番 長谷寺(白岩観音)

翌16日は、先日買ったカーナビのテストも兼ね、群馬県内のお札所を回る。

最初にお参りした札所15番の長谷寺(ちょうこくじ)は金峯山修験本宗のお寺で、本尊は十一面観世音菩薩。

駐車場から直接本堂の前に出られるようになっているが、ちょっと遠回りして山門からお参りする。すると、山門を入ってすぐ、右側に朱塗りの鐘楼が目に入ってくる。100円納めると鐘を撞けるようなので、1回撞かせていただく。坂東札所では初めての体験で、力の加減を誤っていい音が出なかったw

このお寺は拝観料200円をお納めすると、入堂してお勤めができる。修験道のお寺ということもあってか、本堂の内部はどことなく神社の雰囲気も漂う。心ゆくまで観音さまを拝みながらお勤めさせていただいた。

参拝後、お納経をしながらご住職から修験道のお話をいろいろ伺う。戦前は苦難の歴史が続き、天台宗に属していたのだとか。現在の宗派名「金峯山修験本宗」にピンと来ない向きも多いだろうが、御本山は桜で有名な吉野山にある金峯山寺と言えば、分かっていただけるだろうか。
(2009年8月16日巡礼=群馬県高崎市白岩町448

 

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札所16番 水澤寺(水澤観音)

続いて札所16番の水澤寺に向かう。広い駐車場に車を止めてから、門前のうどん屋さんで昼食を取る。まあ、ここまで来て名物の「水沢うどん」を食べぬ手はない。

水澤寺は天台宗の寺院で、本尊は千手観世音菩薩。
伊香保温泉の近くにあるせいか、境内は浅草寺並みの結構な人出。こちらでも鐘が撞かせていただいてからお参りする。私の後に撞いた人は「戻り鐘」のようにも思えたのだが、教えてあげた方が良かったのだろうか。

こちらはお願いすると入堂してお参りできることもあるようだが、この日は祈祷の予定が立て込んでいて、外からのお参り。あまりに人出が多いので、脇に寄ってお経を上げる。

本堂の横には、お地蔵様を祀る「六角堂」がある。京都の有名寺院と同じく六角形をしているのだが、こちらのお堂は六地蔵を祀る部分が回転するようになっていて、左回りに3周してお参りすると願いが叶うのだとか。私もお地蔵様の真言と願い事を交互に唱えながら、六地蔵を3回転させてお参り。子どももはしゃぎながらお地蔵様を回している。子どもの目には、「石でできた仏さまが乗ったメリーゴーランド」にしか見えないのだろうが、もともとお地蔵様は子どもの守り本尊だから、これが自然な姿なのかもしれない。

無料拝観中の釈迦堂では「東上州観音霊場」のガイド本を入手。機会があればお参りしたい。
(2009年8月16日巡礼=群馬県渋川市伊香保町水沢214)
※水澤寺の公式ホムペはこちら

秋の気配

日記 街で見かけたもの

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夕方、駅前のスーパーで食材の買い出しを済ませ、ふと空を見上げると、そこには秋の雲。

日中の暑さの質がちょっと変わってきた感じがしていたが、やっぱり秋の足音が始まっている。
まあ立秋も過ぎているんだけどね。

江戸観音巡りを再発願(2)

お出かけ 寺社巡礼 御朱印 日記 江戸三十三観音 観音霊場 霊場巡礼

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8日の豊島八十八カ所巡りに併せ、近くにある江戸観音のお札所にもお参りしてきた。
早稲田周辺は両方の札所が近接しているのだ。

今回は13番護国寺→14番金乗院→15番放生寺の順でお参り。

護国寺の境内は骨董市が開かれていて、結構賑やか。いい味を出している観音さまも並んでいたが、薄給の身に買える値段ではないw
放生寺では、車に寝泊りしながら全国のローカル霊場を回っている男性に出会う。お手製の納経帳を持って回られているのだが、すごい厚さである。

写真は15番放生寺。

やっとお墨付きが(笑)

お出かけ 寺社巡礼 日記

このところ、週末はずっと病院通い。先月、家の中で転んだ時に右足の「親指」の骨にひびが入った件の経過観察である。レントゲン撮影→診察→処置(テーピング)という流れなのだが、大体半日がかり。この辺りは埼玉県内有数の医療過疎地帯で、普通の開業医でも混雑がひどいんだよな…。

昨日撮ったレントゲンでは、「完全には治っていないが、腫れもかなり収まっているしウオーキングを再開してもよろしい」とのお墨付き。「東京盆」の時期ということもあって豊島八十八カ所や江戸三十三観音のお参りに行けずにいたが、来週からようやく再開であるw もうしばらくは定期通院が必要なので、ペースはちょっと落ちそうだが…。
お参りができずにウズウズした週末を過ごしていたのも事実なんだけどね(笑)。

坂東三十三観音巡り(2)

お出かけ 坂東三十三観音 寺社巡礼 御朱印 日記 観音霊場

先の3連休は珍しく世間並みの休み。長時間の歩行はまだやめておいた方が良いとのことだったし、近くまで車で行ける坂東三十三観音のお参りに出かけることにした。今回は、埼玉県北部の我が家からはかなり遠い、茨城県北部のお札所を中心に巡る。

 

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札所21番 八溝山日輪寺

札所21番の日輪寺は茨城、栃木、福島の3県が境界を接する、札所の山号と同じ標高1022メートルの「八溝山」の頂上近くにあるお寺。標高が高いのに加え道が険しかったことから、坂東札所で最も厳しい難所として知られ、遥拝だけで済ます巡礼者も多く「八溝知らずの偽坂東」という言葉が今なお伝えられている。

日輪寺は天台宗のお寺で、本尊は十一面観世音菩薩。673年、修験者の開基と伝えられている。
現在は車道が通じているが、3ナンバー車だとちょっと厳しい程度の広さ。通常はバスで移動する団体参拝者も、ここだけは麓でタクシーに乗り換えて移動するようだ。
駐車場には結構な台数の車が止まっている。短い階段を上って本堂に向かうと、入堂してお参りくださいとの掲示があったので、お言葉に甘える。鉄筋コンクリートの大き目のお堂だが、ぴんと張り詰めた厳かな雰囲気が漂うのは、修験者の開基の故か。

ここの札所の隠れた名物は、駐車場に接して建っている農産物直売所のおじさん。巡礼の歴史などいろいろ面白い話を聞けるので、ぜひお立ち寄りを。
(2009年7月19日巡礼=茨城県久慈郡大子町上野宮字真名板倉2134)

 

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札所22番 妙福山佐竹寺(北向観音)

来た道を戻り、常陸太田の市街地に近い札所22番の佐竹寺に向かう。こちらは「北向観音」の愛称で知られる真言宗豊山派のお寺で、本尊は十一面観世音菩薩。寺号が示すように、長くこの地を治めた佐竹氏との縁が深いお寺である。ちなみに寺号の読み方は「さたけでら」。漢字を音読みするのが一般的な日本の寺院にあって、特徴的な読み方をするのも佐竹氏との関係故か。ちなみに愛称の北向観音は、佐竹氏が居を構える太田城の鬼門除けとしてお寺が北向きに建てられたことに由来する。

山門脇の空き地に車を置かせていただいてお参りする。境内は犬や猫が多いと聞いていたが、天気がよくないせいか一匹も見かけない。
国の重要文化財に指定されている本堂は茅葺きで、武家との関わりが深い寺らしく、飾りを極力省いた造りで、質実剛健の趣だ。一面に張られた千社札が、坂東巡礼の歴史を物語っているようである。

(2009年7月19日巡礼=茨城県常陸太田市天神林町2404)

 

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札所23番 佐白山観世音寺(佐白観音)

家に帰ろうと国道50号を西へ車を走らせていると、「坂東23番・観世音寺まで1キロ」の看板が目に入る。まだ4時過ぎだし、ダメもとでハンドルを観世音寺の方向に切る。

観世音寺は焼き物とお稲荷様で有名な笠間市にある、普門宗のお寺。本尊は秘仏の十一面観世音菩薩。
山門向かいの市営駐車場に車を止め、階段を少し上ると小さな本堂が見えてくる。本堂では20代のカップルが仲良くお勤めをしていたので、それが終わるのを待って私もお経を上げる。

この札所の名物は、何といってもご住職。坂東札所会の理事長も務められた方なのだが、フレンドリーな人柄で、巡礼者一人一人に麦茶を振る舞われている。お納経の時の法話も身近なことを題材にされていて、分かりやすい。美川憲一のような話し振りも、お坊さんらしくなくて面白い。巡礼者が来ないのを良いことに、ついつい30分ほど話し込んでしまった。

もう一つこのお寺でぜひ見てほしいのは、所狭しと飾られている写仏の数々。ほのぼのとした、穏やかな表情の癒やし系の仏さまの絵が並んでいる。ほとんどはお守りなどとして授与していただける。ご住職によると、その多くが「手伝いに来てくれる若い女の子」の作品なのだとか。ご住職は「写仏をする人に悪い人はいない」ともおっしゃる。写仏は最近密かなブームのようで、都内でも小岩の密蔵院などで体験できるようだ。私も1回やってみようか。
(2009年7月19日巡礼=茨城県笠間市笠間1056-1

 

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札所12番 華林山慈恩寺(慈恩寺観音)

翌日の20日は、埼玉県内の坂東札所で1つだけ残っていた、岩槻にある札所12番・慈恩寺にお参りする。我が家からは裏道経由で1時間ほどのドライブ。

慈恩寺は天台宗のお寺で、本尊は千手観世音菩薩。本堂は浅草寺並みの大伽藍である。納経所に断ってから、内陣でお勤めさせていただく。このお寺は徳川家との関係が深く、現在の本尊の千手観音も、徳川家に仕えた天海僧正が比叡山から勧請したものという。大きな伽藍もこのためか。

お納経は手伝いに来られていたお檀家の方がしてくださる。やはりお納経に来られた別のお参りの方も交え、しばし巡礼談義。善光寺へのお礼参りのことなど、いろいろと話が盛り上がった。
(2009年7月20日巡礼=埼玉県さいたま市岩槻区慈恩寺139
※慈恩寺公式ホームページはこちら

やすらぎの家(埼玉県ときがわ町)

うどん お出かけ 日記 食べ物

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先週の坂東三十三観音巡りの途中に寄ったお店。札所9番・慈光寺への登り口近くにあるお店だ。

100年以上昔の農家を移築したという建物は結構な広さ。いかにも「地元のおばちゃん」という感じの女性たちが、きびきび接客していて気持ちよい。

「天ぷら付きうどん大盛り」900円也を頼む。ゆで置きはしていないようで、ちょっと時間がかかる。麺は茶色系の埼玉県内ではよくあるタイプで、コシはちょっと固め。地元産という野菜の天ぷらも揚げたてでサクサクしておいしい。こちらも大盛りにしてもらいたかったが、メタボの身にはアレなのでやめておいた。
(埼玉県比企郡ときがわ町大字西平720-1)

ちょっと早めの丑の日

日記 食べ物

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今日から世間並みに3連休。近所のショッピングセンターに買い物に出かけると、「国産のうな丼」が1つだけ、580円の「おつとめ品」として並んでいた。早くも夏バテの兆候が出ているし、まあこの値段ならということで購入。ちなみに通常売価は1000円。薄給の身には買える金額ではないw
ちなみにこの連休、件のショッピングセンターのハウスカード保有者は5%引き。ええ、しっかりとカードを見せて引いてもらいましたよ。おまけにEdy払いで全日空のマイルまで貯めた漏れは鬼か。

帰宅して早速食べると、なかなかの美味。一日早い丑の日気分。ちなみに肝吸いは買い忘れた(爆)。

ささやかに誕生日祝いw

日記

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本日は私の誕生日。今日から43歳である。勤め帰りに近所のスーパーで洋菓子を買って、ささやかにお祝いw
といっても3個入り98円の特売品なのだが(笑)。まあ同居人がいるわけでなし、見栄を張る必要もない。

最近、出勤前に「十句観音経」のお写経をすることが多いのだが、自分の年齢を間違えないように気をつけないと…。

坂東三十三観音巡り(1)

お出かけ 坂東三十三観音 寺社巡礼 御朱印 日記 観音霊場 霊場巡礼

以前から興味があった、坂東三十三観音を回ることにした。一つくらいメジャーな霊場を回っておきたいという見栄のような要素も大きいのだが、関東全域にお札所が広がるこの霊場、私にとって「未開の地」を訪れることができるのも魅力である。

本来ならば鎌倉にある札所1番・杉本観音からお参りするのが筋なのだろうが、足の怪我が完全に治っているわけではなく、また住まいの近くに札所があるのが分かっていて後回しにするのも、何だか他人行儀。公式ホムペにも「回り方は自由」とあるし、ご近所の札所11番・吉見観音からお参りしていく。

 

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札所11番 岩殿山 安楽寺(吉見観音)

聖観世音菩薩を札所本尊とする、坂東札所11番・吉見観音にお参りするのは何回目だろうか。真言宗智山派の古刹であるこの寺は、「東国花の寺」「彩の国十二支霊場」などのお札所にもなっていて、お参りする人が絶えない。朝9時過ぎにお参りしたのだが、境内は結構な人出。「和顔愛語」のお手本のような、優しいご住職の人柄もあるのだろう。毎年6月18日の未明に行われる厄除け観音の大祭が有名なお寺なのだが、私はまだ行ったことがない。

境内では自転車で坂東巡礼をしているというお年寄りと出会う。道中ご無事でありますように。
(2009年7月12日巡礼=埼玉県比企郡吉見町御所374)

 

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札所10番 巌殿山 正法寺(岩殿観音)

東松山市の外れにある札所10番・岩殿観音は、吉見観音から車で30分足らず。大東文化大や県立子ども自然動物園の近くにあるお札所だ。広い通りに面した駐車場から「裏参道」が通っているのだが、公式ガイドブックの薦めに従い、表参道からお参りする。車だと参道の入り口が分かりにくいのが難点だ…。

こちらも真言宗智山派のお寺で、本尊は千手観世音菩薩。香炉の前に鐘があったので、一つ撞いてからお参りする。こちらも参拝者が多い。おまけにこの日は団体参拝があるようで、お寺の方は準備に懸命のご様子だった。
(2009年7月12日巡礼=埼玉県東松山市岩殿1229)

 

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札所9番 都幾山 慈光寺

途中で昼飯(別稿)を食べてから、今日の打ち納めとなる札所9番の慈光寺へ。カーブのきつい狭い山道をウネウネと登るが、交通量が多く気を使う運転になる。

慈光寺は天台宗のお寺で、札所本尊は十一面千手千眼観世音菩薩。札所本尊を祀る観音堂は本堂との高低差が結構あって、息を切らしながら石畳の道を登る。道の険しさは、その昔には天台宗の修行道場だったことの名残なのだろうか。宝物殿を拝観しながら、午後の納経受付が始まるのを待つ。

このお寺、坂東札所の「隠れた難所」として巡礼者の間では有名らしい。現在は山門のすぐ脇まで車道が通じているし麓からのバス便もあるので、道が険しいという意味の難所ではない。江戸観音にも一つ同じようなお札所があるのだが、ここの老僧はお説教好きで知られていて、何かあるとお納経の時にお説教が始まるので、「隠れた難所」として親しまれている?らしい。

お納経の時に住所や氏名、年齢を記帳するのがこの札所の決まりなのだが、「42」とか書くと、確率250%で「あなたは天才か?」などのお説教が始まる。よく見ると、納経所の机には「才は天才、才媛…年齢は歳を使え」と注意書きが張ってある。私はネットで事前に情報を入手していたので、もちろん「歳」と書いたことはいうまでもない。私の前に納経していた人はほぼ全員がお説教を受けていたが、何故か私はフリーパス。「輪袈裟に白衣、菅笠」の巡礼姿でお勤めを老僧の前でしたせいなのか、それとも単に風体が怪しすぎるせいなのか、真相は仏さまと老僧のみが知るところであるw
(2009年7月12日巡礼=埼玉県比企郡ときがわ町西平386

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