葛飾坂東三十三観音
お出かけ 寺社巡礼 日記 葛飾坂東三十三観音 観音霊場 霊場巡礼
午歳総開帳が始まった、茨城県古河市周辺の葛飾坂東観音霊場をお参りしてきた。
自分の備忘を兼ね、ほんとにささやかなお参りの記録を残しておくことにする。
1番札所 実相院
いつものことだが、自分の妙なこだわりで打ち始めはできるだけ1番札所にするようにしている。今回も、五霞(ごか)町内にある1番札所の実相院さまからお参りする。
境内に入ると、何となく他のお寺より厳かな感じが漂う。こちらは真言宗豊山派に属するお寺だが、かつては本山長谷寺の直末檀林所(仏教を学ぶ場所)だったというガイドブックの記載を読んで、厳かさにも納得する。札所本尊は千手観世音菩薩。
境内の一角には、「葛飾坂東観音開帳」と記された、観光地でよく見られる横長タイプの記念撮影用看板が設置してあった。地域の講などによる団参が多いのだろうか。
(真言宗豊山派、茨城県五霞町元栗橋1125=地図)
2番札所 山王観音寺
車を東南に走らせ、五霞町の東南部に位置する2番札所の山王観音寺さまに向かう。江戸川と利根川が分流する地点の近くに観音堂が建っており、札所本尊には聖観世音菩薩を祀っている。
昨年御開帳が行われた猿島阪東観音と同じく、葛飾坂東観音でも札所ごとにいろいろな展示が行われている。こちらの札所では、かつて五霞町長を務められた方が撮影した、野鳥の写真が展示されており、しばらく見入る。お接待には、この方が以前出版されたハクチョウの立派な写真集を頂いた。あちこちの札所でお接待を受けてきたが、このような写真集を頂くのは初めての経験である。
(真言宗豊山派、茨城県五霞町山王290-2=地図)
3番札所 天福寺
2番札所からは、しばらく堤防沿いのやや細い道を進む。3番札所の天福寺さまは、住宅や商店が集まる一角にある天神社境内に観音堂がある。明治維新時の神仏分離に伴い廃寺となり、観音堂が残されたようだ。
札所本尊は十一面天神本地仏。本地仏とは神様の正体とされる仏様のことで、この場合は十一面観音を指す。納経帳に「本地仏」と書かれるのも初めてのことだ。御真言は「おん まか きゃろにか そわか」で良かったのだろうか。
(真言宗豊山派、茨城県五霞町大福田947=地図)
4番札所 正徳寺
堤防沿いの道をさらに進む。新4号国道を過ぎるとすぐ、4番札所の正徳寺様である。
立派な本堂のある境内の一角に観音堂が建つ。札所本尊は聖観世音菩薩。
こちらのお寺は新田義貞の開基という。義貞とかかわりのあるお寺は群馬県内各地や埼玉県北部に多いが、茨城県の端に当たるこの地にも関連の寺院があるのは、新田氏の勢力がそれだけ強かったことの証だろうか。
(浄土宗、茨城県五霞町大福田758=地図)
番外札所 地蔵堂
番外札所の地蔵堂さまは、通りからちょっと入った利根川の堤防のすぐそばにある。
カーナビを頼りに車を進めると、真新しいお堂と集会所が見えてきた。目印の赤い幟がたくさん立っていて、ここが観音様の札所だと分かる。札所本尊は千手観世音菩薩。
納経所に詰めていた地元の方に話を伺うと、このお堂は、利根川の河川改修に伴って何度も移転を余儀なくされ、今のお堂も堤防工事によって引っ越すことになり、2月に新しい堂宇が完成したばかりだという。地元の方は、「心配していたが、何とか御開帳に間に合って良かった」と話しておられた。
お納経の時には、地元の方が心を込めて作られた折り鶴を参拝の記念品として頂いた。何でも、開扉法要の時に御坊様に拝んでいただいたものだそうだ。
(真言宗豊山派、茨城県五霞町釈迦字地蔵前2422-1=地図)
2014年3月27日 6:51 AM |
コメントをどうぞ
お出かけ 寺社巡礼 日記 葛飾坂東三十三観音 観音霊場 霊場巡礼
先の連休に、18日から午年総開帳が始まった葛飾坂東観音霊場のお参りに出かけてきた。正式の番付34カ所と番外7カ所の合計41の札所を回ってきたが、何とか2日間で全ての札所を打ち終わることができた。
観音様のご加護なのだろうか、2日間とも好天に恵まれ、清々しい気持ちでお参りすることができた。札所を守る地元の方々の温かい心にも触れることができ、私の気持ちも少しだけ優しくなれたような気がする。
各札所でお話を伺うと、今年は首都圏各地や遠方からのお参りも多い様子で、「公式サイトが出来たせいだろうか」という声をよく耳にした。首都圏からの距離も手軽だと思うので、一度首都圏特有の「御開帳霊場」の文化を体験されてみてはと思う。
巡礼記は後程アップします。
2014年3月24日 4:34 AM |
コメントをどうぞ
日記 葛飾坂東三十三観音 観音霊場 霊場巡礼
明日から、茨城県と栃木県にまたがる「葛飾坂東観音」のお参りを始めることにした。
今夜は帰宅が遅くなってしまったが、晩飯そっちのけで経本やお袈裟など携行品の確認やら、巡礼ルートの確認やらに追われる。
明日はちょっと早起きして、できるだけ早く1番札所に入り、できるだけ順打ちを心がけながらしっかりお勤めして来ようと思う。
2014年3月20日 11:51 PM |
コメントをどうぞ
御開帳情報 日記 葛飾坂東三十三観音 観音霊場 霊場巡礼

今週の木曜日に当たる18日から、茨城県古河市周辺をエリアとする「葛飾坂東観音霊場」の午歳総開帳が始まる。納経帳や案内書などを事前に分けていただけるようなので、霊場会公式サイトで指定されていた「事前連絡担当寺院」の一つを訪ねることにした。
車が古河市内に入ると、街道のあちこちに「観音御開帳」と染め抜かれた赤い幟がはためいているのに気が付いた。札所の近くでは案内看板も整備され、御開帳に向けた準備が地域で着々と進んでいることが分かる。
訪問先のお寺に着くと、境内には提灯や巡礼者歓迎のアーチが設えられている。観音堂や本堂は五色幕などで荘厳されていて、あとは角塔婆を建てて善の綱を結ぶだけの様子。和尚様は地域の方々と準備作業を行っていたが、私が来意を伝えるとすぐに案内書と納経帳、それにパンフレットを出してくださった。納経帳とパンフレットはともに1000円で、パンフレットは無料という。
納経帳は紐綴じタイプのもので、あらかじめ墨書部分が印刷されており、各札所では御宝印を受けるだけのタイプ。首都圏の御開帳でよく見られる、銚子の満願寺様が出されている帳面のカスタマイズ版のようだ。
案内書は地元でフリーペーパーを長年出している印刷会社が手掛けたもので、札所の縁起や霊場の歴史、33種類の観音様の特徴などを分かりやすく解説している、内容の濃い本である。
今回の御開帳は、各札所での対応時間が午前8時から午後5時までと比較的長く、エリアがコンパクトなのもあって、マイカー巡礼なら3日で結願できそうだ(昨年御開帳があった猿島阪東観音のように、掛所と呼ばれる非公式番外がなければの話だが)。
しっかりお勤めをしながら回ろうと思っている。
2014年3月16日 11:53 PM |
コメントをどうぞ
御開帳情報 日記 葛飾坂東三十三観音 観音霊場 霊場巡礼
来年の3月18日から4月17日にかけて午年総開帳が行われる、茨城県(一部栃木県)の「葛飾坂東観音霊場」で、開帳告知サイトの公開が始まっています。
公式サイトはこちらから。
霊場開創300年に当たる節目の大開帳ということもあってか、立派な作りでお参りに必要な情報はほぼ網羅されています。納経は今年春に総開帳を行った近隣の猿島阪東観音と同じく、専用のお帳面を使った方が良さそうです。
一つだけ気になるのは、猿島阪東にも存在する、非公式番外札所としての「掛所」の有無です。猿島阪東では案内書にも載っていない掛所が存在したことが後になって分かったのですが、来年のお参りではそういうことの無いよう、気合を入れて下調べをせねばなりません。
地元では、これから年末年始を挟んで御開帳の準備が追い込みに入るはずです。伝統を守ろうと頑張っていらっしゃる地元の方のためにも、しっかりお参りして来ようと思っています。
2013年12月5日 11:18 PM |
コメントをどうぞ
お出かけ 日記 葛飾坂東三十三観音 観音霊場 送り大師
以前のこのブログで取り上げた、柏市郷土資料室の「送り大師」展と、古河市三和資料館の「観音信仰」展を見に行ってきた。

最初に行ったのは、柏の送り大師展。市の沼南庁舎2階にある資料室の入り口には、送り大師が結願した時のお練りで使う万灯が飾られている。
展示は巡拝経路を記した絵馬や納経帳などの巡礼用品はもちろん、慶応2年に送り大師を再興した時の世話人名簿や各地区の大師講に関する文書類、御影の版木など盛りだくさん。
配布物もなかなか面白い。展示目録には送り大師の歴史やしきたり、運営などがコンパクトにまとめられ、それ自体が大きな資料的価値を持っている。今年の送り大師で使われた順路図の写しも配られていて、こちらも大変な価値がある。

続いて、古河市の三和資料館(さんさん館)で開かれている観音信仰展を訪ねた。図書館と入り口が共通で場所が分かりにくいが、玄関を入って左側の奥が、観音信仰展が行われている資料館である。
資料館に入ってすぐのところでは、ミニチュアの角塔婆から切り絵の観音様に「善の綱」が結ばれ、御開帳の光景を再現している。そのわきにはスタンプと納経帳に似せた台紙が置かれている。ちょっとでも気分を盛り上げようという趣向なのか。
展示物は地域での観音信仰を示す資料や葛飾坂東、猿島阪東各霊場の納経帳など、こちらも盛りだくさん。観音信仰や12年ごとの観音霊場総開帳が地域に根差していることが分かり、興味深い。
両展とも交通の便が良くない場所にあるが、巡礼やその歴史に興味がある人にはお勧めの展示会だと思う。
2013年11月4日 11:43 AM |
コメントをどうぞ
御開帳情報 日記 葛飾坂東三十三観音 観音霊場 霊場巡礼
このブログでも何度かご紹介している来春の葛飾坂東霊場の午年総開帳ですが、地元の方のブログによると、3月18日から4月17日までの日程で行われることが決まったそうです。霊場開創300年を記念した大開帳になるようで、公式サイトも設置される由。
葛飾坂東霊場公式サイトはこちら(本稿執筆時点では「準備中」表示)
詳細は随時お伝えします。
2013年10月31日 6:29 AM |
コメントをどうぞ
<
1
2