葛飾坂東観音巡礼記(1)

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午歳総開帳が始まった、茨城県古河市周辺の葛飾坂東観音霊場をお参りしてきた。
自分の備忘を兼ね、ほんとにささやかなお参りの記録を残しておくことにする。

1番札所 実相院

いつものことだが、自分の妙なこだわりで打ち始めはできるだけ1番札所にするようにしている。今回も、五霞(ごか)町内にある1番札所の実相院さまからお参りする。

境内に入ると、何となく他のお寺より厳かな感じが漂う。こちらは真言宗豊山派に属するお寺だが、かつては本山長谷寺の直末檀林所(仏教を学ぶ場所)だったというガイドブックの記載を読んで、厳かさにも納得する。札所本尊は千手観世音菩薩。

境内の一角には、「葛飾坂東観音開帳」と記された、観光地でよく見られる横長タイプの記念撮影用看板が設置してあった。地域の講などによる団参が多いのだろうか。
(真言宗豊山派、茨城県五霞町元栗橋1125=地図

2番札所 山王観音寺

車を東南に走らせ、五霞町の東南部に位置する2番札所の山王観音寺さまに向かう。江戸川と利根川が分流する地点の近くに観音堂が建っており、札所本尊には聖観世音菩薩を祀っている。

昨年御開帳が行われた猿島阪東観音と同じく、葛飾坂東観音でも札所ごとにいろいろな展示が行われている。こちらの札所では、かつて五霞町長を務められた方が撮影した、野鳥の写真が展示されており、しばらく見入る。お接待には、この方が以前出版されたハクチョウの立派な写真集を頂いた。あちこちの札所でお接待を受けてきたが、このような写真集を頂くのは初めての経験である。
(真言宗豊山派、茨城県五霞町山王290-2=地図

3番札所 天福寺

2番札所からは、しばらく堤防沿いのやや細い道を進む。3番札所の天福寺さまは、住宅や商店が集まる一角にある天神社境内に観音堂がある。明治維新時の神仏分離に伴い廃寺となり、観音堂が残されたようだ。

札所本尊は十一面天神本地仏。本地仏とは神様の正体とされる仏様のことで、この場合は十一面観音を指す。納経帳に「本地仏」と書かれるのも初めてのことだ。御真言は「おん まか きゃろにか そわか」で良かったのだろうか。
(真言宗豊山派、茨城県五霞町大福田947=地図

4番札所 正徳寺

堤防沿いの道をさらに進む。新4号国道を過ぎるとすぐ、4番札所の正徳寺様である。
立派な本堂のある境内の一角に観音堂が建つ。札所本尊は聖観世音菩薩。

こちらのお寺は新田義貞の開基という。義貞とかかわりのあるお寺は群馬県内各地や埼玉県北部に多いが、茨城県の端に当たるこの地にも関連の寺院があるのは、新田氏の勢力がそれだけ強かったことの証だろうか。
(浄土宗、茨城県五霞町大福田758=地図

番外札所 地蔵堂

番外札所の地蔵堂さまは、通りからちょっと入った利根川の堤防のすぐそばにある。
カーナビを頼りに車を進めると、真新しいお堂と集会所が見えてきた。目印の赤い幟がたくさん立っていて、ここが観音様の札所だと分かる。札所本尊は千手観世音菩薩。

納経所に詰めていた地元の方に話を伺うと、このお堂は、利根川の河川改修に伴って何度も移転を余儀なくされ、今のお堂も堤防工事によって引っ越すことになり、2月に新しい堂宇が完成したばかりだという。地元の方は、「心配していたが、何とか御開帳に間に合って良かった」と話しておられた。
お納経の時には、地元の方が心を込めて作られた折り鶴を参拝の記念品として頂いた。何でも、開扉法要の時に御坊様に拝んでいただいたものだそうだ。
(真言宗豊山派、茨城県五霞町釈迦字地蔵前2422-1=地図


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