日記

北関東三十六不動巡り(1)

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札所寺院が群馬、栃木、茨城の3県にまたがる、「北関東三十六不動」のお参りを始めることにした。

地元ということもあり以前から興味はあったのだが、このところ北関東での仕事が続き、「これも何かのご縁」と思い、発願と相成った。

第1番 水上寺

1番札所の水上寺様(群馬県みなかみ町)は、水上温泉街から少し離れた山の中腹に位置する。温泉街を通る国道から境内までは急な坂道が続く。

明治21年に成田山から勧請されたお不動様がご本尊で、戦後の高度経済成長期に現在の寺容が整ったのだという。

この日は仕事の隙間時間を利用してのお参りで、仕事着に輪袈裟を着けてお勤めをする。初めてのお参りということで、御朱印を認めて下さったお坊様にいろいろと教えを乞う。

帰り際には、納経所で扱っているペットボトル入りのお水を頂いた。
暑さ厳しき折、こういうお接待は本当にありがたい。

第2番 金剛院

2番札所の金剛院様(群馬県沼田市)は、沼田の市街地に位置する。分かりやすい場所にあるのだが、私が普段使いしているスマホのナビでは妙な位置と道順が検索され、なかなかお寺にたどり着けない。普段の行いが、こういう所に出るのだろうか。

こちらは天台宗のお寺様だが、明治14年に成田山から不動明王が勧請されている。

境内の掲示物には、落語の林家木久扇師匠が描いたイラストが配されている。本堂では毎月落語会が催され、なかなかの人気だという。

 

夏の御開帳

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一昨日の9日は、隣町(野木町)の国道4号沿いにある在家堂で、観音様の御開帳。何とか時間をやりくりして、お参りすることができた(お仕事用のスーツ姿だったが…)。

お堂で番をしていた地元の方が、4月の御大師様の御開帳にお参りに来た私のことを覚えていて下さり、しばし世間話。

近くで観音様の定期開帳はあるのかと尋ねられたので、私の住む町内で、8月の最終土曜日に地元の夏祭りを兼ねて観音堂が御開扉になることを伝えると、ちょっと驚かれた様子。
栃木県内で、貴重な御開帳の伝統が失われつつあることを改めて実感する。

ただ、ここ野木町の方々は、「何とか御開帳を続けていきたい」と、いろいろと策を考えているご様子。「御朱印をした方が良いのでは」という話も出ているようだ。実現は先のことになりそうだが、地元の人の伝統を守ろうとする熱意が伺えて、頼もしい。「地元の御坊様や神職さんが、何かにつけて後押しして下さる。何とかして御開帳の伝統を守っていきたい」と話しておられたのが、印象に残る。

次回の御開帳は来年の4月21日。

【御開帳情報】8月25日に下野大師華蔵寺で歓喜天御開帳

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昨日、たまたまお参りに出かけた栃木県下野市内にある下野大師・華蔵寺様で、8月に行われる「聖天祭」(歓喜天御開帳)のチラシを見つけた。

そのチラシによると、毎年8月第4土曜日に行う「聖天祭」に合わせ、境内の聖天堂に祀られている大聖歓喜天を御開帳するとの由で、今年は8月25日(日曜日)に行うという。

聖天様を毎年開帳するのは大変珍しい筈で、今年はぜひお参りしようと思う。

【御開帳情報】春日部・小渕観音院で3~6日に円空仏祭

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埼玉県春日部市にある小渕観音院様から、今年も「円空仏祭」のご案内を頂いた。

円空仏祭特設ページ(小渕観音院公式サイト)

今年は、大型連休の後半に当たる5月3日から6日までの4日間、聖観音像をはじめとする7体の円空仏が埼玉県立博物館から里帰りし、御開帳される。
各開帳日の夜間には、「ヨイノカイ」と名付けた特別開帳が行われるほか、初日の3日には修験道の行者による護摩法要も行われるとのこと。

昨年よりも盛大に行われる由で、今年もぜひお参りしてこようと思う。

隣町でプチ大師巡り

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今日は月遅れの「お大師様の日」。

隣町の国道沿いに建つ観音堂で、毎年恒例のお大師様の御開帳が行われる日なので、今年もお参りに出掛ける。
例年同様、国道端に御開帳を知らせる赤い幟が立ち、地域の方がお参りに来る人を迎えている。


いつものようにお堂に上がらせて頂き、ご本尊の観音様の前でお勤めをさせて頂く。脇侍としてお地蔵様とお大師様が祀られており、今日は3体とも開帳されていた。

お勤めを済ませ、地域の方と雑談をしていると、このお堂から車で数分の距離にある真言宗豊山派のお寺にある大師堂でも、御開帳の行事があると教えて頂き、そちらにもお参りすることにした。

ここでもお寺の境内には御開帳を知らせる赤い幟が立ち、地域の方が茶菓の接待をされていた。
お堂に上げて頂いてお勤めを済ませてから、お茶をご馳走になる。隣町から来た旨を告げると、そういう人は殆どいないとのことで、ちょっと驚かれていた。
こちらのお寺には塩断ち地蔵も祀られており、そちらにもお参りする。金銅色の座像だったが、初めてみる様式でちょっと興味深い。

お参りを済ませると、お寺の方から、数キロ離れた場所にある個人持の大師堂でも御開帳が行われていると教えて頂き、今度はそちらにお参りすることにした。

教えて頂いた道順の通りに車を走らせると、少し先に赤い幟が立っている。ここかと思い車を近づけると、正解だった。
こちらの大師堂は、送り大師の札所でよく見られる形式のもので、3尺四方くらいの小さいお堂の中に、石像の大師像が祀られており、「第四番」「大正六年」などと書かれた扁額が掲げられている。

お堂を守る御家の方にお話を伺うと、「昔は地域を挙げての大師参りの行事があり、露天商なども出てそれは賑やかだった」と過去の様子を教えて頂いた。
年月の経過で文字は読みにくくなっているが、扁額には御詠歌と思しき文字も書かれており、先ほどのお話と合わせると、かつてはこの地域でも送り大師の風習があったものと推察される。

ただ、扁額からわずかに読み取れる御詠歌は、本四国霊場のものとは異なるようだ。
独自の御詠歌があったのか、或いは送り大師以外の巡礼が存在したのか。

調べてみたいとは思うが、資料が残っているのだろうか…。

そろそろ春本番…

お買い物 わが町 日記 街で見かけたもの 食べ物

毎年、冬の足音が聞こえてくると近所のホームセンターに店を構える、季節限定営業の大判焼き屋さん
桜の見ごろが終わりを告げ、春本番を迎えるのと時を同じくして、そのシーズンの営業を終える。

このシーズンは今日が最終営業日ということで、久しぶりに大判焼きを買いに出かける。
同じように考えた人が多いのか、お店の前には結構な列ができていて、店頭には「ただいま30分待ち」の張り紙も出ている。
焼くのが間に合わないということか。

注文だけ済ませてホームセンター内で買い物を済ませ、大判焼き屋さんに戻るとお目当ての品が焼き上がっていた。
つぶあんとカスタードクリームを3つずつ、お代は630円也。

ここの大判焼き、掛け値なしで美味しいし、季節営業とはちょっと勿体ない。
次回のオープンが待ち遠しい…。

安産にご利益のあるお地蔵様

お出かけ 寺社巡礼 日記 街で見かけたもの

今日はお花見を兼ねて午後からちょっとドライブ。以前から気になっていた、国道4号沿いにある小さなお堂にお参りしてきた。

このお堂は、国道と北関東自動車道が交差する地点の近くに建つ。

境内には滑り台などの遊具も設えられていて、地域の児童公園としても機能している様子。
向拝からお堂の中をのぞくと、本尊であるお地蔵様の頭部と思しき石仏のほか、脇侍に観音様も祀られている。
お堂の掲示によれば、十一面観音らしい。


お堂には、詳細な縁起も記されている。室町時代かそれ以前に建立されたお寺が、このお堂の起源のようである。
現在は地元管理のムラ堂の由で、年に2回お祭りが行われている由。安産にご利益のあるお地蔵様という。


建物の裏側に回ってみると、立派な干支の絵馬が掲げられている。毎年欠かさず奉納されているようで、地元に篤信家の方がいらっしゃるのだろう。

建物はもちろん、周囲も清掃が行き届いていてきちんと管理されている。
いつまでもお堂が維持されるよう願わずにはいられない。

めったに開かない名店

わが町 日記 街で見かけたもの

家の近所に、店を開けているのを見たことがない和菓子屋さんがある。

前を通るといつも店は閉まっているのだが、季節に応じた一押しのお菓子を記した張り紙はしばしば張り替えられており、閉業したというわけではない様子。

以前から気になっていたのだが、今日店の前を通ると、「桜もち」の幟旗が掲げられ、店が開いている。
妻が気を利かせてお菓子を買いに行ってくれた。

聞けば、大昔からこの地で米穀などを扱うお店だったとのことで、数年前にご主人が亡くなられてからは奥様が店を受け継がれており、体調の良い時などに限って店を開けているという。

妻が買ってきたのは、今日が桃の節句ということもあり、桜餅と草餅、そしてお店の名物というお饅頭。
どれも懐かしい味で、思わずお抹茶を頂きたくなる。

時代の波なのか、北関東の田舎町であるわが町でも、こうした個人経営の和菓子屋さんはほとんど見かけなくなった。いつまでもお店が続いてほしいと願いつつ、次にこのお店の和菓子を買えるのは何時だろうかと思う。

 

『東タイ』がWEBで復活

メディア 日記

私がかつて勤めていた『東京タイムズ』の題号が、いつの間にかWEBで復活していた…。

http://tokyo-times.jp

現在も紙齢を重ねている長野日報とともに、整理記者として、そして社会人としての自分を鍛えてくれた会社なので、何とも表現し難い懐かしさの混じった思いがこみ上げてくる。

新橋や江東区塩浜で紙の『東タイ』を出していた時代もゴシップ記事を多く扱った新聞だったが、復活したWEB版もゴシップもの中心。ただ、その内容は活字時代とはかなり異なるのも事実。当時の紙面を知る人には、WEB版の内容はどのように映るのだろうか。

紙媒体の末期には、プロ野球パシフィック・リーグの名物審判員だった中村浩道さんが運動部の記者として在籍され、一緒に仕事をしたのも懐かしい思い出だ。その中村さんを含め、『東タイ』廃刊時の経緯を知る人にも鬼籍に入られる方が増えてきており、時代の移ろいを痛感せずにはいられない。
親会社だった徳間書店も、今では当時と全く異なる経営体制になっている。

一つ気になるのは、時節柄もあり知財の問題。『東京タイムズ』の商標権は今でも徳間書店が保有しているはずだし、発行所である東京タイムズ社の法人格も、『東タイ』の最後の経営者だった徳間康快氏の御身内の方により、休眠会社に近い形で存続されていたと記憶している。

WEB版の復活に際し、知財関係のトラブルが起きなければ良いのだが…。

大賑わいの地獄図御開帳

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3連休の中日に当たる13日は、朝から絶好のお出かけ日和。

前から気になっており、昨日(2019年1月12日)の当ブログでもご紹介した、栃木県栃木市西方町にある福正寺様で行われている、地獄図の御開帳に出かけてきた。御開帳は明日14日まで。

御開帳は本堂内で行われており、靴を脱いでお堂に上がると、中は結構な人出。正面に設えられたスクリーンでは、閻魔様をはじめとする十王様が、どのような役割を果たしているのかを、分かりやすく解説したお寺手作りと思しき動画が流れている。
動画はなかなかの出来。御開帳の折だけの公開では勿体なく、ネットで公開すればかなりの話題になるのではないだろうか…。

開帳された11面の地獄図は江戸時代の作との由。「地獄の沙汰」の様子が生々しく描かれているものもある。近くのお寺で貴重な仏画を至近距離からゆっくり拝めるのは、何より有り難い。

御開帳期間は、「閻魔」の期間限定御朱印をお帳面に頂くことができる。御宝印にはウインクした閻魔様が描かれており、なかなかユニーク。御朱印所は常に順番待ちの状況で、最近の御朱印ブームを改めて実感する場ともなった。

福正寺様では、2月10日(日曜日)、11日(月曜日・祝日)の両日、涅槃図の御開帳も行われるそうだ。こちらでも御開帳時限定の御朱印が頂けるとの由で、またお参りしてこようと思っている。

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